堀内進之介
監訳・翻訳した書籍が、アマゾンで予約開始になりました(笑)
『アメコミヒーローの倫理学 10人のスーパーヒーローによる世界を救う10の方法』
近代哲学を踏まえて、アメコミヒーローを分析的に解釈し、徳倫理学を説くというもの。ぜひ!

キャプY
海外のレビューを読むと随分保守よりの内容みたい。キリスト教原理主義系の出版社から出てる。
いまどき白人男性ヒーローばかり取り上げてる(GLにジョンがいるか、スパイディにマイルズがいるか、が不明)
なので、コミックファンからしたら「そういう背景の元に作られた本」と踏まえた方が良さそう

堀内進之介
見事に臆見ですな。トラビィスは、アメコミが様々な社会的、政治的な問題を反映していることに言及してる。
メジャーを理念型として取り上げたまで。むしろ彼は、何かに従い慰められるのではない、責任のはたし方を論じています。
それが保守より? (^^) まあ、we’ll see.

キャプY
これは失礼しました。ですがどうも気になるのですが、誕生からまだ時間が経ってないMs.マーベルが入らないのはまだしも、
間違いなくメジャーであるワンダーウーマンや、準ずる格であろうブラックパンサーが入ってないことにはなんらかの言及はあるのでしょうか?

堀内進之介
言及はありますよ。なぜ、扱わないのかについて。なぜ、フラッシュは入れないのか、なんてことも、少しばかり述べられています。

キャプY
また、質問ぜめで申し訳ないのですが、例えばキャラクターの特性を論じる際にどこまで具体的なタイトルに踏み込んでいるのでしょうか?

堀内進之介
ファンダムにいない人には、マイナーなことまで述べられています。
どの時期の、どのタイトルの、どのキャラクターを扱うよ、というように。
概してアメコミファンは、何をどう取り上げても満足しない、できない奴らばっかりだから、何をどう言っても仕方ないけど、とも。