行プリウス、死亡事故はわずか1例のみ! また軽自動車にはEDR付いてないと判明(13日)
2018年10月14日 [日々是修行]
ttp://kunisawa.net/?p=34176

いやいや知りませんでした〜! ある取材の際、EDR(イベントデーターレコーダ)の話になった。EDRとはエアバッグが開く事故を起こした場合、
直前の速度やアクセル開度、ブレーキの有無、衝撃Gなどを記録している装置。飛行機事故のフライトレコーダと同じく、こいつの記録を解析してやれば
大雑把な事故の状況をイメージできます。素晴らしい機能だと思う。

しかし! 軽自動車にゃ付いてないそうな! 全然知りませんでした! 考えてみたらEDRはアメリカの訴訟対策用に導入されたシステムだ。
事故でエアバッグが開かなかった、と言われた場合、果たして本当にシステムのエラーなのか、それとも衝撃G小さくエアバッグ開かなくて
問題無かったかの証拠を残すためのものです。アメリカって何でも訴訟を起こされる。

されど軽自動車は日本だけで、そんな訴訟起こされない。皆さん従順。だから日本でしか売らない軽自動車にEDRを付けなかったんだろう。
したがって軽自動車の事故でドライバーと被害者。またはドライバーと自動車メーカーのトラブルになった時も、軽自動車さと証拠残らない。
こら問題だ! 軽自動車ユーザーは事故で不利にならないよう、ドライブレコイーダー装着を!

また、最近トヨタ車の中にはドラレコにレーシングカーのような多数のデータを残すようにしているという。事故時、データを解析すれば、
速度、姿勢、ブレーキやハンドル操作の量、前後左右のGなど元に、車両がどういった挙動だったのか解るという。ちなみに現行プリウスや
新型クラウン、新型カローラスポーツなど搭載しているそうな(今後基本的に全車対応)。

事故解析や、安全性改善に素晴らしい効力を発揮することだろう。その取材の過程で判明したのだけれど、新型プリウスの死亡事故、
日本では1例しかないのだという。30万台程度売れていることを考えれば驚くほどの安全率です。最近のクルマ、本当に安全になったと思う。
安全デバイスがフルに付いているクルマなら、事故も起こしにくいし、妙な言い方ながら死ぬのも難しい。