ドイツが導入「一生涯免許剥奪」制度
2017年12月21日 放送
https://news.tbs.co.jp/newsi_sp/genba/archive/20171221_02.html
繁華街で行われている危険なカーレースを捉えた映像です。飛び出す2台の車。猛スピードで競い合う先には、一般の車が・・・。
現場はドイツ・ベルリンの「クーダム通り」。日本で言えば、東京・銀座のような、まさにメインストリートです。この場所で、去年2月、カーレースによる大事故がついに起きてしまいました。

150キロ以上のスピードでカーレスをしていた2台は、信号の手前で衝突。コントロールを失った1台が交差点に進入したところ、走行してきたジープと衝突。ジープは70メートルも飛ばされたということです。

(中略)

「裁判所は(カーレース事故の2人は)運転には向いていない性格だと認定したのです」(ベルリン州警察交通担当官)

ドイツでは、免許の剥奪は社会の安全を守るという理由で行われていて、大きな事故には至っておらず、刑罰自体は軽いケースでも、ドライバーとして極めて危険と認められる場合には、一生涯、運転禁止にできるといいます。

こちらの映像は、危険なバイクの運転動画をライダー自らインターネットに投稿していたもの。まだ、事故には至っていませんが、警察は現場が学校の近くだったことも重く見て、“一生涯免許剥奪”を視野に捜査をしているといいます。

「ここでの時速は106キロで、制限速度の2倍近く出ています。Tシャツ姿でウイリーまでしています。子ども、歩行者と衝突したら、間違いなく死亡事故になっています。裁判になれば、一生涯免許剥奪の判決になるでしょう」(ベルリン州警察交通担当官)