世界最速記録奪還を目指すSSC(覚えていますか?)が、2011年に発表した「トゥアタラ」の進化を予告!
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180110-00080844-autoblogj-ind

SSC「トゥアタラ」というクルマを覚えているだろうか? このスーパーカーは、かつてシェルビー・スーパーカーズという社名で知られた同社の「アルティメットエアロ」が保持していた量産車世界最速記録を奪還する目的で生み出されたモデルだ。

しばらく音沙汰がなかったが、どうやらプロジェクトが再起したようだ。SSC社がトゥアタラの新しいティーザー画像を"進化到来"というキャッチフレーズと共に公開したのだ。
それ以外の情報は今のところ一切明らかにされていない。
SSC社は2011年、地球上で最も急速に進化する遺伝子を持つニュージーランド原産のトカゲから名付けられたトゥアタラをコンセプトカーとして発表。その後も長年にわたって我々は噂を耳にしてきた。
最近では2013年、トゥアタラはワシントン州南東部の工場で生産され、130万ドル(約1.5億円)で販売されるとの噂があった。
しかし、工場の建設は遅れ、同社の創設者ジェロード・シェルビー氏が融資を求めていると報じられていた。2016年11月、トリシティ・ヘラルド新聞はSSCが2013年に施設の着工したものの、資金面で若干の問題が発生していたと伝えている。

SSCの発表によれば、トゥアタラは6.8リッターV8エンジンを搭載し、最高出力1350hp、最大トルク177kgmを発揮するとのことだった。
現在のSSCノース・アメリカに社名を変更する前のシェルビー・スーパーカーズ社は、2007年に257mph(約414km/h)という量産車最速記録を達成したアルティメットエアロで最もよく知られているだろう。
しかしその後、2010年にブガッティ「ヴェイロンSS」が記録を奪い、昨秋はケーニグセグ「アゲーラRS」がネバダ州で277.9mph(約447.2km/h)の非公式新記録を達成。
そしてヘネシーは、最高速301mph(約484km/h)を誇る「ヴェノムF5」でスピード・マニアの頂点を狙っている。
つまりSSCが沈黙して以来、競争は激しさを増す一方となっているのだ。
なお2011年当時、トゥアタラが目指していた最高速度は276mph(約444km/h)。
世界記録を奪還する気であれば確かに"進化"は不可欠といえるだろう。