【新伝説】 ★紫紺の大旗を掴み取れ!★ 【誕生へ】
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◆第90回記念選抜高等学校野球大会
■日程 : 平成30年3月23日(金)から4月4日(水)までの13日間(準々決勝翌日の休養日を含む) ※雨天順延
■会場 : 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)
◇出場校選考委員会:1月26日(金)午前9時〜 ※毎日新聞大阪本社オーバルホール
◎組み合わせ抽選会:3月16日(金)午前9時〜 ※毎日新聞大阪本社オーバルホール
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■■■〔出場36校〕■■■
○一般選考(32校)
【北海道】1 【東北】3 【関東(4)・東京(1)】6 【東海】3 【北信越】3 【近畿】6 【中国】3 【四国】3 【九州】4
○21世紀枠(3校)
○明治神宮大会枠(1枠・四国地区)
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☆2017年・秋季大会特設サイト
http://www.hb-nippon.com/autumn2017/
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前スレ
★★★【The 89th】≪DANCING ☆STAR≫part7【Senbutsu】★★★
https://tamae.5ch.net/test/read.cgi/hsb/1488307334/
VIPQ2_EXTDAT: none:default:1000:512:----: EXT was configured ■≪第99回全国高等学校野球選手権大会≫(平成29年)
(優勝)花咲徳栄 (準優勝)広 陵
(4強)東海大菅生 ・ 天 理 (8強)盛岡大附 ・ 仙台育英 ・ 三本松 ・ 明 豊
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【関連スレ】
01 【選抜】近畿>東海>四国>東京>関東≧中国>九州>北海道>北信越>東北【実績】 (2018/01/30〜2005/02/24 641レス)
tp://medaka.5ch.net/test/read.cgi/hsb/1517308552/
02 【甲子園】1位近畿、2位四国、3位東海>>関東・中国・九州・北海道・北信越・東北【成績】 (2018/01321〜2018/02/28 675レス)
tp://medaka.5ch.net/test/read.cgi/hsb/1517402268/
03 【第90回センバツ】(前年覇者・大阪桐蔭)vs.(神宮王者・明徳義塾)【記念大会】part3 (2018/02/22〜2018/0-/-- ---レス)
tp://medaka.5ch.net/test/read.cgi/hsb/1519301001/
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★白球に懸けろ!
【’18センバツ大阪桐蔭 横顔/7 宮本涼太内野手/森本昂佑投手 /大阪】
・先輩に負けない打撃を 宮本涼太内野手(1年)
打撃力を買われ、2年生中心のチームでセンバツ出場メンバーに食い込んだ。
ピンチに強く、上級生からも「頼れるバッター」と言われる。
小、中学生ともに枚方市の硬式野球チーム「オール枚方ボーイズ」に所属。
中学時代は1年上に藤原恭大選手(2年)がいて、チームの中軸として活躍。
大阪桐蔭に入学したのも、藤原選手の存在が大きい。「目標にする選手の1人」で「
同じ左打者として、フォームで盗める部分がないか常に観察している」という。
センバツでは「先輩に負けないプレーを見せます」と強い気持ちで臨む。
チーム一のきれい好きで、野球の道具も常にピカピカ。「そうでないと落ち着かない」という。
・恩返し目標に直球勝負 森本昂佑投手(2年)
入学以来「制球力のある本格派左腕」と期待されたが、昨年のセンバツを前に腰を痛め、
練習に参加することもできなかった。
福井章吾前主将(3年)に「くじけるな。今は粘って頑張ろう」と励まされ、「あれでつらい時期
を乗り越えられた」と、「センバツで活躍し、福井さんに恩を返す」のが目標だ。
スプリットなど変化球が得意。だが、センバツでは「直球で勝負できる投手になる」と、
球速を上げる練習に集中する。
甲子園では「自分がマウンドに立ち、春連覇を達成する」と、気持ちも真っすぐ。
カラオケ好きで年に1、2回、故郷の神戸に帰省して、地元の友達とはじける。
声量を誇り、チームでもランニングの号令係だ。
【仙台育英・長谷川拓帆はTDK、尾崎拓海は早大進学】
https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201803010000748.html
昨夏の甲子園で8強入りした仙台育英(宮城)の卒業式が1日、多賀城市内の校舎で行われた。
楽天のドラフト6位西巻賢二内野手ら野球部3年生が出席した。
社会人野球TDK(秋田)に入社する長谷川拓帆投手(3年)は「個人としては球速をアップして
いかないといけない。目に見える部分を上げていかないといけない。何か目立つところが
プロには必要。勝てるピッチャーをさらに目指していきたい」と将来のプロ入りへ意気込んだ。
TDKは都市対抗で4年連続で予選敗退中。社会人で日本一を目指すかと問われ
「最近TDKは4年間都市対抗に出ていないので、まずは都市対抗に出てから、そういう目標
を達成できるように」と活躍を誓った。
尾崎拓海捕手(3年)は早大に進学する。甲子園でも活躍した強肩強打の捕手は中学時代、
日本ハムドラフト1位の清宮と同じ調布シニアに所属した。「中学の時から入りたかった大学。
大学でも清宮とやりたかったけど、残念だった。次こそ一緒にやりたい。まずは東京6大学で
どこまで上を目指せるかという目標がある」と語った。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★白球に懸けろ!
【’18センバツ大阪桐蔭 横顔/8 青木大地捕手/奥田一聖内野手 /大阪】
・グラウンドで優勝の瞬間を 青木大地捕手(2年)
名前は「大地のように大きな心を持った人間に」との願いを込めて名付けられた。
肩の強さや打撃力に定評があり、外野手を任せられることも多い。
元々は右打ちだったが、5歳の時、元阪神タイガースの赤星憲広さんの打ち方をまねている
うちに「いつの間にか自然と左打ちになっていた」という。
昨年のセンバツでは、アルプススタンドから優勝をつかんだチームを見届けた。
喜びの一方で、「自分も、選手として優勝の瞬間を迎えたかった」と悔しさもあった。
それから1年、課題だった打撃力を向上し、メンバー入りを果たした。
「センバツでは、今度こそ優勝の瞬間をグラウンドの上で迎えたい」と力を込める。
・皆が認めるムードメーカー 奥田一聖内野手(2年)
陽気な性格で、自他共に認めるチームのムードメーカー。
練習で注意して見ているのは「選手たちの雰囲気」。
厳しい練習が連日続けば、くたびれて、いつもの元気が無い部員が多い日もある。
そんな時は、「明るく掛け声を出し、チームの空気を盛り上げるようにしている」。
正遊撃手には根尾昂選手(2年)がいるが、投手として出場する機会も多い。
「根尾が安心して遊撃手を離れられるように」と日々、シートノックなど実戦的な練習で
試合に備えている。
音楽を聴くのが好きで、一番好きな曲は、GReeeeN(グリーン)の「両親への手紙」。
「ずっと部活動を応援してくれる両親の顔が浮かんでくる。大切な一曲です」
0865名無しさん@実況は実況板で2018/03/02(金) 21:14:31.97
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【大阪桐蔭、「最強世代」と言われても 尽きない向上心】
2018年が始まって間もなく、大阪桐蔭の西谷監督は選手を集めて言った。
「現時点で言うなら、お前たちは歴代で10番目くらいのチームや」。
1993年に大阪桐蔭のコーチに就任して以来、指導してきたすべての代を回想し、
「ランク」を告げたのだ。
監督がこんなことを言ったのには、理由がある。
「最強世代」
今の2年生はそんな言葉で注目され続けてきた。中学時代に146キロの速球を投げ、
遊撃手も兼任する根尾、関西の中学生を代表する好打者だった藤原や中川・・・。
入学前から、「大阪桐蔭にすごい選手が集まる」とうわさされた。
優勝した昨春の選抜では、多いときには6人の2年生が先発に名を連ね、
「最強」の評判はさらに広まった。
「そう言われてうれしくなかったわけではないですけど」とはエース柿木。
苦笑いしながら、こう続けた。「たいして強くない。秋も負けましたし」と。
選手たちは誰一人、「最強」とは思っていない。選抜優勝も「上級生が引っ張ってくれたおかげ」
と口をそろえる。事実、昨秋は近畿大会で優勝したが、各地区の王者が集う明治神宮大会では
準決勝で創成館(長崎)に敗れた。
「自分も含めて、持っているものを出し切れていない」と柿木。根尾は4番打者として確実性や
勝負強さを求めてバットを振り、主将の中川は走力アップを目標とする。
昨夏の高校日本代表に選ばれた藤原は、チーム全体を見渡す視野の広さを課題に掲げる。
中川はチームが始動した昨年8月20日から言い続ける。「まずは、選抜の開会式で返還した
優勝旗を全員で取り戻す。それができたら、次は春夏連覇」と。
実現すれば、「最強」の称号はおのずとついてくる。
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★白球に懸けろ!
【’18センバツ大阪桐蔭 横顔/9 俵藤夏冴内野手/中野波来外野手 /大阪】
・信頼厚い安定の守備力 俵藤夏冴(なさ)内野手(2年)
「どのポジションでも安定して守れる選手」と他の部員から信頼が厚い。
小学校では肩の強さをほめられたのをきっかけに野球を始めて捕手、
中学では守備力の高さから内外野あらゆるポジションを経験した。
「さまざまな視点での守備を経験できたことが、今につながっていると思う」と自信を見せる。
愛媛県今治市出身。父は仕事の後でも、近くのスポーツ施設でキャッチボールや素振りなど
の練習に付き合ってくれた。入部以来ずっと「いつか両親に親孝行を」と考えてきた。
「初めてグラウンドに立つ甲子園で活躍すること、そして今後何があっても野球を続けるのが
親孝行だと考えています」と、恥ずかしそうな顔ながらも、しっかりと語った。
・投手の経験生かす遠投 中野波来(はる)外野手(1年)
小学校から9年間は投手。高校に入って外野手として肩の強さが求められる場面も多いが
「遠投は得意。数え切れないほど投手として投げた経験が生きていると思う」と話す。
兵庫県・淡路島の出身で、生まれた時、父はフェリーの船長。海を愛する気持ちから「波来」
と名付けられた。親戚から教わり、アジやタイなどを「3枚おろし」できるのが自慢だ。
「名前のイメージ通りの特技、とよく言われる」と笑う。
体作りを研究するうちに出合ったヨガが趣味。中学時代には個人レッスンを受け、
集中力を高める呼吸法を学んだ。センバツで打席に立ったら、ヨガの呼吸で「緊張も
力に変えて、長打を打ちたい」と準備に怠りない。
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【奈良県高野連が「シード校決定戦」復活】
秋季大会前に実戦の場、夏の甲子園出場校は「スーパーシード」
奈良県高野連は2日、今年の秋季近畿大会県予選(9月1日〜10月7日)に先立ち、
実力上位の8校を選ぶ「シード決定戦」を新たに導入すると発表した。
全国高校野球選手権大会の県予選(7月14日〜28日)後、結成して間もない新チームに
実戦の機会を与える狙いがあるといい、県全域でシード決定戦を行うのは初めて。
県高野連によると、シード決定戦は約15年前まで実施。
県内を4地区に分割してトーナメントを開き、各地区を勝ち抜いた4校がシード校として、
春の選抜大会出場校を決める重要な選考資料となる秋季近畿大会県予選に臨んでいた。
だが、指導者から「選手にもっと実戦の場を与えてほしい」との要望が多数寄せられ、
加盟43校を対象に昨年実施したアンケートでも、75%を超える学校からシード決定戦の
復活を望む声が上がったという。
シード決定戦は8月14日から同20日まで、佐藤薬品スタジアム(橿原市)など4球場で
開催予定。県代表として夏の甲子園に出場したチームが「スーパーシード」と位置づけられ、
残り7枠を争う。組み合わせ抽選は6月8日に橿原市商工経済会館で行われる。
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奈良)夏の高校野球、7月14日開幕 抽選は6月30日
県高校野球連盟は2日、2018年度の年間スケジュールを発表した。
第100回全国高校野球選手権記念奈良大会(県高野連、朝日新聞社主催)は7月14日に
開幕する。すべての試合が橿原市の佐藤薬品スタジアムである。決勝は28日の予定。
組み合わせ抽選会は6月30日午後5時から、橿原市の県橿原文化会館である。
100回大会を記念し、県出身で元プロ野球選手の関本賢太郎さんの登場も予定している。
開会式は7月14日午前10時から、佐藤薬品スタジアムで。
優勝校は8月5日から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる第100回全国高校野球
選手権記念大会に、県代表として出場する。
今年から秋季近畿地区高校野球大会県予選のシード校を決めるシード決定戦を開く。
8月14日から。全国高校野球選手権大会出場校は優先的にシード校となり、
残り7校分のシード枠を決定戦で争う。組み合わせ抽選会は6月8日午後2時から、
橿原市の市商工経済会館で。
秋季近畿地区高校野球大会県予選は9月1日に開幕する。
10月7日まで、佐藤薬品スタジアム、ならでんスタジアム(奈良市鴻ノ池球場)、
ならっきー球場(大和郡山市営球場)の3球場である。
組み合わせ抽選会は8月29日午後1時から、橿原市の市商工経済会館で。
上位2校は10月20日から神戸市で開催予定の近畿大会に出場する。
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【◇2018春季近畿地区高等学校野球大会・大阪府予選】
■日程 : 平成30年4月7日(土) 〜 5月12日(土)
《組み合わせ》
【A1】久米田×(阪南大高×大阪国際大和田)、 (大手前×島本)×みどり清朋
【A2】旭×(北摂つばさ×山田)、 摂津×緑風冠
【A3】鳳×高津、 (阿武野×明星)×岸和田
【A4】関西大倉×(常翔学園×汎愛)、 美原×関大北陽
【A5】太成学院大高×貝塚・伯太、 (大教大池田×高槻)×牧野
【A6】清教学園×(大阪学芸×長野北)、 生野工×近大泉州
【A7】柴島×英真学園、 (岸和田産×泉陽)×西・南・扇町総合
【A8】都島工×(近大附×箕面学園)、 (東住吉×守口東)×桜塚
【B1】泉尾工×(東大阪大柏原×松原・平野・西成・清水谷)、 (布施×福泉・農芸・成美・長野)×泉鳥取・岬・りんくう翔南
【B2】大阪市立×(花園×北野)、 東淀川×住吉
【B3】上宮太子×高石、 (東×東住吉総合)×池田
【B4】咲くやこの花×(佐野工科×北かわち皐が丘)、 泉尾×豊島
【B5】関西創価×富田林、 (大教大天王寺×初芝立命館)×北淀・茨田
【B6】成城×(春日丘×大阪青凌)、 大阪教育センター附×槻の木
【B7】関大一×大阪星光学院、 (興國×同志社香里)×茨木工科
【B8】箕面東×(履正社×城東工科)、 (早稲田摂陵×豊中)×金剛
【C1】天王寺×(渋谷×狭山)、 (上宮×常翔啓光学園)×堺東
【C2】泉大津×(大商大堺×大阪電通大高)、 茨木×住吉商
【C3】精華×大阪桐蔭、 (長吉×門真西)×柏原東
【C4】阿倍野×(登美丘×枚方津田)、 阪南×淀川工科
【C5】信太×大阪学院大高、 (寝屋川×箕面自由学園)×港
【C6】香里丘×(藤井寺×今宮工科)、 追手門学院×大商大高
【C7】大産大附×開明、 (懐風館×大冠)×布施北
【C8】刀根山×(星翔×桜宮)、 (今宮×山本)×淀商
【D1】浪速×(東海大仰星×生野)、 (桃山学院×門真なみはや)×八尾
【D2】西野田工科×(大体大浪商×三島)、 市岡×布施工科
【D3】四條畷×交野、 (夕陽丘×日新)×堺上
【D4】大阪×(八尾北×大塚)、 堺工科×金光大阪
【D5】千里青雲×吹田、 (藤井寺工科×河南)×大商学園
【D6】東淀工×(金光八尾×千里)、 枚方なぎさ×かわち野
【D7】三国丘×大阪園芸、 (八尾翠翔×貝塚南)×堺西
【D8】堺×(和泉×佐野)、 (福井×府大工高専)×大阪ビジネスフロンティア
※準々決勝 【A1〜A4】×【A5〜A8】、 【B1〜B4】×【B5〜B8】、 【C1〜C4】×【C5〜C8】、 【D1〜D4】×【D5〜D8】
※準決勝 【A】×【B】、 【C】×【D】
※三決 【A×Bの敗者】×【C×Dの敗者】
※決勝 【A×Bの勝者】×【C×Dの勝者】
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【高校野球】「今のままでは絶対に勝てない」 春連覇目指す大阪桐蔭に誕生した初の役職とは
・「昨秋の神宮大会では準決勝で創成館に敗れる」
球春到来。3月23日から甲子園球場で第90回記念センバツ高校野球大会がスタートする。
ドラフト候補が多数在籍する大阪桐蔭高は史上3校目の春連覇に注目が集まり、16年の
優勝校・智弁学園高も虎視眈々と上位を狙っている。今回、Full-Countでは高校野球を
取材して約20年のベテラン・沢井史記者が、実力校の集まる近畿地区6校を独自の目線
で紹介する。第1回は優勝候補筆頭の大阪・大阪桐蔭。
センバツ出場決定の知らせを受けても、笑顔を見せたのはその時だけ。グラウンドに戻ると、
すでにナインの表情は“戦闘モード”になっていた。
「秋の大会が終わって、自分たちのチーム力のなさを痛感しました。個々の能力が高くても、
チームとなるとまだまだ。細かいプレーもそうですし、声掛けや連携の取り方もちゃんと出来
ていなかった。そのあたりは反省点です。今のままでは絶対に勝てない。そう思いながら、
冬の練習に打ち込んでいます」
主将の中川卓也の言葉ひとつひとつに、強い決意がにじむ。
昨秋は評判通りの力で近畿大会を制し、その勢いで神宮大会制覇も睨んでいたが、
準決勝で創成館に4−7で敗退。現実はそう甘くはなかった。
・「大阪桐蔭で初となる役職、“サポートメンバー”が担う役割とは」
大阪桐蔭では、選手間でミーティングを行うことは、もはや当たり前になっている。
基本的にはキャプテンが中心となって意見を言い合い、お互いの思いを確認してきた。
だが、最近はキャプテンの中川や副キャプテンの根尾だけでなく、エースの柿木や注目の
左腕の横川、昨年からレギュラーの山田健太などが日替わりになって仕切ることも多い。
人前で話すのが苦手だった藤原は、昨年の侍ジャパンU18での経験を生かし「もっとチーム
力を上げなければ勝てない」と仲間の前で説いた。全員がうなずいた。
副キャプテンは根尾のみだが、柿木、横川、藤原、青地、小泉などがその後ろでサポート
メンバーとしてチームをバックアップする。サポートメンバーという“役職”は大阪桐蔭では
史上初。“キャプテン”という役目に寄りかかるだけではなく、どの方面からでもチームを
“変える”役割が必要ではないのか。誰でもチームにテコ入れできる環境を作ってこそ、
本当の“活性化”とも言える。
また、中川がいつもと同じコンビでキャッチボールをするのではなく、1年生と2年生でコンビを
組んでキャッチボールをした日もあった。ずっと注目されている先輩を前に、遠慮がちだった
1年生も進んで動けるようになった。
毎年のように優勝候補に挙げられ、中学時代に名をはせた有望な選手が集い、その戦力の
高さに皮肉すら浴びせられることもある大阪桐蔭。だが、実力だけではなく、
徹底した意識改革と、チーム内での連携を常に注視している。このセンバツは史上3校目の
春連覇の期待も膨らむが、力や技だけではなくチーム力をいかんなく発揮して勝ち進む
「TOIN」戦士の姿も見てみたい。
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>>223
修正
【平成30年度・主な大会開催予定】
第90回記念選抜高校野球大会・・・3/23(金) 〜 4/4(水) ※阪神甲子園球場
春季近畿地区高校野球大会大阪府予選・・・4/7(土) 〜 5/13(日) ※校庭・大阪シティ信用金庫スタジアム・豊中ローズ球場 他
春季近畿地区高校野球大会・・・5/26(土) 〜 6/3(日) ※兵庫県・ほっともっとフィールド神戸
第100回記念全国高等学校野球選手権南・北大阪大会・・・7/7(土) 〜 7/29(日) ※京セラドーム大阪・大阪シティ信用金庫スタジアム 他
第100回全国高等学校野球選手権記念大会・・・8/5(日) 〜 8/21(火) ※阪神甲子園球場
秋季近畿地区高校野球大会大阪府予選・・・9/1(土) 〜 10/7(日) ※校庭・大阪シティ信用金庫スタジアム・豊中ローズ球場 他
第73回国民体育大会 硬式野球競技・・・9/30(日) 〜 10/3(水) ※福井県(福井市・福井県営野球場)
秋季近畿地区高校野球大会 ・・・10/20(土) 〜 11/4(日) ※兵庫県・ほっともっとフィールド神戸
第49回明治神宮野球大会・・・11/9(金) 〜 11/13(火) ※明治神宮野球場(秋季近畿地区高校野球大会優勝校出場) >>874
訂正
【◇2018春季近畿地区高等学校野球大会・大阪府予選】
■日程 : 平成30年4月7日(土) 〜 5月13日(日)
《組み合わせ》
【A1】久米田×(阪南大高×大阪国際大和田)、 (大手前×島本)×みどり清朋
【A2】旭×(北摂つばさ×山田)、 摂津×緑風冠
【A3】鳳×高津、 (阿武野×明星)×岸和田
【A4】関西大倉×(常翔学園×汎愛)、 美原×関大北陽
【A5】太成学院大高×貝塚・伯太、 (大教大池田×高槻)×牧野
【A6】清教学園×(大阪学芸×長野北)、 生野工×近大泉州
【A7】柴島×英真学園、 (岸和田産×泉陽)×西・南・扇町総合
【A8】都島工×(近大附×箕面学園)、 (東住吉×守口東)×桜塚
【B1】泉尾工×(東大阪大柏原×松原・平野・西成・清水谷)、 (布施×福泉・農芸・成美・長野)×泉鳥取・岬・りんくう翔南
【B2】大阪市立×(花園×北野)、 東淀川×住吉
【B3】上宮太子×高石、 (東×東住吉総合)×池田
【B4】咲くやこの花×(佐野工科×北かわち皐が丘)、 泉尾×豊島
【B5】関西創価×富田林、 (大教大天王寺×初芝立命館)×北淀・茨田
【B6】成城×(春日丘×大阪青凌)、 大阪教育センター附×槻の木
【B7】関大一×大阪星光学院、 (興國×同志社香里)×茨木工科
【B8】箕面東×(履正社×城東工科)、 (早稲田摂陵×豊中)×金剛
【C1】天王寺×(渋谷×狭山)、 (上宮×常翔啓光学園)×堺東
【C2】泉大津×(大商大堺×大阪電通大高)、 茨木×住吉商
【C3】精華×大阪桐蔭、 (長吉×門真西)×柏原東
【C4】阿倍野×(登美丘×枚方津田)、 阪南×淀川工科
【C5】信太×大阪学院大高、 (寝屋川×箕面自由学園)×港
【C6】香里丘×(藤井寺×今宮工科)、 追手門学院×大商大高
【C7】大産大附×開明、 (懐風館×大冠)×布施北
【C8】刀根山×(星翔×桜宮)、 (今宮×山本)×淀商
【D1】浪速×(東海大仰星×生野)、 (桃山学院×門真なみはや)×八尾
【D2】西野田工科×(大体大浪商×三島)、 市岡×布施工科
【D3】四條畷×交野、 (夕陽丘×日新)×堺上
【D4】大阪×(八尾北×大塚)、 堺工科×金光大阪
【D5】千里青雲×吹田、 (藤井寺工科×河南)×大商学園
【D6】東淀工×(金光八尾×千里)、 枚方なぎさ×かわち野
【D7】三国丘×大阪園芸、 (八尾翠翔×貝塚南)×堺西
【D8】堺×(和泉×佐野)、 (福井×府大工高専)×大阪ビジネスフロンティア
※準々決勝 【A1〜A4】×【A5〜A8】、 【B1〜B4】×【B5〜B8】、 【C1〜C4】×【C5〜C8】、 【D1〜D4】×【D5〜D8】
※準決勝 【A】×【B】、 【C】×【D】
※三決 【A×Bの敗者】×【C×Dの敗者】
※決勝 【A×Bの勝者】×【C×Dの勝者】 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【昨秋優勝の神村学園は枕崎と対決!春季鹿児島大会組み合わせ決定!】
3月21日から開幕する第142回九州地区高等学校野球大会鹿児島県予選。
昨秋王者の神村学園は2回戦で枕崎と対決。秋準優勝の鹿児島実は21日に吹上と対戦する。
秋4強の鹿屋中央は種子島中央と、鹿児島情報は指宿商とそれぞれ初戦を戦う。
順調に日程が進めば、4月4日に決勝戦を迎える予定だ。
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【16年夏から休部のPL学園 “永遠の学園”存続危機にOB立ち上がる】
春夏の甲子園大会で計7度の優勝を誇るPL学園は16年夏の大阪大会を最後に休部。
17年春には大阪府高野連から脱退し活動再開の見通しは立っていない。
今年1月6日に大阪市内で開かれた硬式野球部OB会には中村や87年春夏連覇時の
メンバーである片岡篤史(現阪神ヘッド兼打撃コーチ)ら74人が出席。昨秋に学校側と
話し合いの場を持ったという鶴岡秀樹OB会長は「根気強く復活へ向け活動を続ける」と話し、
片岡も「ユニホームを着ている自分たちがPLの経験を若い世代に伝えていければ」と魂の
継承を意識する。
第54回大会決勝では決勝戦史上初の先頭打者本塁打を放った佐藤公宏も思いは同じ。
「当時は厳しい上下関係がありましたが、その良さは野球を離れた後にわかるもの。
私の野球人生の原点ですから、なくなるのは心が痛い。とにかく復活を願うだけ」と
代名詞である“逆転のPL”を期待した。
PL学園時代、史上2校目の春連覇を成し遂げた佐藤公宏氏
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/03/07/kiji/20180306s00001002392000c.html 【PL学園 名将のヒラメキと“春男”が導いた史上2校目春連覇】
【センバツ群像今ありて〜第1章〜(7)】
選抜大会で2連覇を達成したのは1929、30年の第一神港商(兵庫)と
81、82年のPL学園(大阪)の2校だけ。
PL学園の佐藤公宏は81年の第53回大会決勝・印旛(千葉、現印旛明誠)戦の9回に
逆転劇の口火を切る同点三塁打を放つと、翌年の第54回大会決勝・二松学舎大付(東京)戦
では決勝戦史上初となる先頭打者本塁打で偉業に貢献した。
監督だった中村順司(現名商大総監督)と、2人が当時を振り返った。
大阪桐蔭と履正社による史上初の大阪決戦となった昨年の選抜大会決勝。
初回表に大阪桐蔭の1番・藤原恭大が放った決勝戦2本目となる先頭打者アーチで、
にわかにクローズアップされたのが「PL学園・佐藤公宏」だった。
53歳となった佐藤は現在、千葉県富津市内で不動産業を営む。
「昨年の春は周囲から“おまえの名前が新聞やテレビに出ているぞ”とよく連絡がきましてね。
藤原選手がホームランを打ってくれて、自分のことを思い出してもらえたことがうれしかったですね」
36年前に成し遂げた春連覇。その後ものべ9校が挑戦したが達成できなかった。
82年決勝・二松学舎大付戦。「1番・遊撃」で先発した佐藤は試合開始を告げるサイレンが
鳴りやまないうちに相手先発・市原勝人の初球ストレートを強振し左中間のラッキーゾーンへ
放り込んだ。
「グラウンドはまだ荒れていない状態でしたから、塁間に自分の足跡をつけるのが
気持ちよかったですね」
先制パンチに気を良くし5回に左前打で追加点のきっかけをつくると、7回には右前打で
出塁しその後2四球。松田竜二の満塁ランニング本塁打につなげた。余談だが、決勝での
満塁本塁打も連覇を達成した30年の第一神港商・高橋二郎以来という奇遇。当時の
決勝戦史上最多15得点での大勝だった。
連覇への道を切り開いたのも佐藤だった。
2年生で出場した81年センバツの決勝・印旛戦は終盤まで重苦しい空気に包まれ0−1で
9回裏を迎えた。1死から6番・東信明が左前打すると監督の中村順司は動いた。
次打者席では3年生の谷英起が代打の準備をしていたが“目が合った”背番号15の佐藤を
代打に送った。守備固めと代走要員としてベンチ入りし、ここまで一度も打席に立たず。
「力が同じなら上級生を使う」のが中村の哲学だが、この時ばかりは違った。
「あの時、ネクストに谷を入れていたんだけど、東にヒットが出たことで岩井(忠彦)の代打に
公宏を送ったんです。決勝戦前の打撃練習は50分間あるんだけど、残り5分の時にスタメン
以外の選手を打たせました。そしたら、公宏が左中間へいい打球を飛ばしていましてね。
あの場面、公宏も僕の目を見ていた。思いが一致したんでしょう。ひらめきでした」
指揮官の勝負勘は的中する。フルカウントから印旛のエース佐藤文男(元阪神)の外角低め
直球に食らいついた打球は、試合前の打撃練習と同じように低い弾道で左中間を破る同点
の三塁打。次打者・西川佳明(元ダイエー)の打球が前進守備だった一、二塁間を破ると
サヨナラのホームを踏んだ。
中村にとっても80年秋の監督就任から初めて臨んだ甲子園で忘れられない優勝。
春夏3度ずつ優勝を果たすなど甲子園通算58勝を誇る名将へのスタートでもあった。
桑田真澄、清原和博(ともに元巨人)ら数多くの教え子をプロ球界に輩出したが、佐藤も
印象深い教え子の一人。「走攻守そろった選手だったけど、特に守備がうまかったなあ」
と歴代ショートでも屈指の存在とし、当時を懐かしんだ。
「甲子園は水が合った」と話すように、佐藤は2度の出場で82年は全5試合で安打を放つ
など通算19打数10安打の打率・526、1本塁打、4打点の成績を残した。
早大に進学し4年生となった86年春。東京六大学野球の開幕戦、東大1回戦に「1番・遊撃」
で出場した佐藤は、またしても“偉業”を成し遂げた。初回表の打席で初球を仕留めた一撃は
きれいな弧を描き神宮球場の左翼席に吸い込まれた。
アマチュア野球の2大聖地で初球先頭打者本塁打を放った、極めてまれな存在。
佐藤は最後に笑いながら言った。「私、春に強いんです」――。=敬称略=
◆佐藤公宏(さとう・きみひろ)
1964年(昭39)4月14日生まれ、大阪市平野区出身の53歳。
PL学園では81年春、82年春に甲子園出場。
早大では4年春秋にベストナインを受賞し大学日本代表入り。
87年に日本生命に入社。5年間プレーし90年の日本選手権優勝にも貢献した。
【大阪桐蔭・中川 6年連続主将弾へ「意識しない」】
史上3校目の選抜大会連覇を狙う大阪桐蔭の中川卓也主将(2年)が4日、決意を語った。
この日は、父母会会長の根尾浩さんらから千羽鶴を受け取ると、気持ち新たに春の意気込み
を披露。中川主将は「一球同心で、部員41人全員で優勝をつかみたいと思います」とあいさつした。
大阪桐蔭では2013年夏の甲子園初戦で本塁打を放った森友哉(現・西武)から、聖地では
5年連続で主将が本塁打を放っている。中川は「自分も本塁打を打てたらいいのですが、
その本塁打がチームの勝利につながらないと、意味がありません。
あまり、意識しないようにしたいです」と表情を引き締めた。
【報徳学園(兵庫)冬の修正と「報徳魂」で夏の頂点へ】
「基本」土台に、試合と「直結」し「魂」を出し切る
兵庫県西宮市にある聖地・阪神甲子園球場から市内を7キロほど北に車を走らせた
武庫川沿い居を構える報徳学園高等学校。過去春21回・夏14回の甲子園出場。
うち1974年センバツ、1981年夏、2002年センバツは大谷智久投手(早稲田大〜
トヨタ自動車〜現:千葉ロッテマリーンズ)を擁し頂点に到達するなど、1932年の創部から
現在に至るまで全国的な強豪として知られている。
・『名門・報徳学園の練習環境、意外にも・・・』
・『「実戦直結への」報徳流基本守備』
・『厳しい状況設定で「球際の強さ」を出す』
・『冬の修正と「報徳魂」で夏の頂点へ』
http://www.hb-nippon.com/column/437-baseballclub/12388-20180129no463 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
和歌山)対戦相手決まる 春季近畿高校野球県予選
春季近畿地区高校野球大会県予選(県高校野球連盟主催、朝日新聞和歌山総局後援)
の組み合わせが、7日決まった。
開幕は4月14日で、決勝は5月13日の予定。39校が出場する。
会場は田辺スポーツパーク野球場、紀三井寺公園野球場、上富田スポーツセンター野球場
の3カ所。決勝を除いて「タイブレーク制度」を採用し、延長十二回まで同点の場合、十三回
以降は無死一、二塁の状態でプレーを始める。
優勝校は5月26日に兵庫県明石市の明石トーカロ球場で開幕する近畿大会に出場する。
また、上位4校は夏の第100回全国高校野球選手権記念和歌山大会のシード権を得る。
【高校野球の対外試合解禁 関学が大阪桐蔭と対戦】
高校野球の対外試合が8日、全国一斉に解禁され、兵庫県内でも練習試合が始まった。
兵庫県西宮市の関西学院第3フィールドでは、関学が選抜大会2連覇を目指す大阪桐蔭
と対戦した。
試合は、関学投手陣が大阪桐蔭打線につかまり大量失点。五回には4番根尾昂内野手の
一発を含む計3本塁打を許すなど、0−19で大敗した。2番手で登板した堀尾侑生投手は
「ボール球の見極めがよく、ストライクを狙えば打たれた。投げるところがなかった」と脱帽し、
広岡正信監督は「個々の能力で差を感じたが通用した部分も見られた。全国トップレベルとの
真剣勝負は選手の刺激になったはず」と前向きだった。
兵庫から今春の選抜大会出場はゼロだが、兵庫勢と出場校の練習試合は、
開幕(23日)前の21日まで県内各地で約40試合が予定されている。
高校野球
九州地区大会県予選 21日開幕 43チームが出場 /宮崎
・「シード校 宮崎日大、都城東、聖心ウルスラ、宮崎南」
第142回九州地区高校野球大会県予選(県高野連主催)の抽選会が、宮崎市内であった。
同市の生目の杜運動公園アイビースタジアムなどで21日から開幕する。
九州地区大会(4月21日、福岡県)を目指し、連合チームを含む46校43チームが出場する。
23日に開幕する第90回記念選抜高校野球大会に出場する富島と延岡学園は不参加となる。
(白球の世紀:42)3連覇、延長25回の友よ 高校野球
■ありがとう 夏100回 これからも
時代が奈落へ向かうさなか、甲子園の熱狂は頂点を迎える。
1933年8月19日、第19回全国中等学校優勝野球大会の準決勝第2試合。
中京商(愛知、現中京大中京)と明石中(兵庫、現明石)の試合は、息詰まる投手戦となった。
選抜大会で中京商を3安打無得点に抑えた明石中の剛腕、楠本保は不調で右翼へ回り、
1学年下の中田武雄が登板。中京商の吉田正男との投げ合いでゼロが並んだスコアボード
は十七回以降、板と竹で継ぎ足された。
楠本は中田を援護しようと投球練習を始めたが、「相手投手1人に2人がかりとは何事か」と
監督が止めた。その吉田は出塁した際、「牽制球を投げるな。俺は走らん。余分なエネルギー
を使っちゃだめだ」と、中田に向かって叫んだという。
大会本部から「勝負がつかなくても二十五回で打ち切る」と伝令が飛んだ。だが同回裏、
中京商の無死満塁で二塁ゴロの送球がそれて三塁走者が生還。1−0のサヨナラ勝ち。
吉田が336球、中田が247球、試合時間は4時間55分に及んだ。
翌日の平安中(京都、現龍谷大平安)との決勝も吉田が投げて2−1で勝ち、中京商は
空前絶後の3連覇を果たした。
だが、過酷な運命が待っていた。延長二十五回のベンチ入り選手で明石中の楠本、中田、
松下繁二、中京商の鬼頭数雄、神谷春雄、福谷正雄、加藤信夫、花木昇の計8人が後年に
戦死。在学中に起きた社会の奔流が、成人後の彼らの命を奪った。
3連覇の立役者の吉田は明治大学へ進学し、東京六大学で4連覇を含む5度の優勝に貢献。
中国、南方などで6年間続いた兵役を生き抜き、戦後は社会人野球の藤倉電線で活躍。
後年は中日スポーツ紙記者としてアマチュア野球を取材し、関係者から「お父さん」と慕われた。
96年5月23日、82歳で死去。晩年、親しかった朝日新聞編集委員(当時)の岸本千秋に
「良きライバルの命を奪った戦争が憎い」と、目を潤ませて語った。