井上尚弥の無慈悲な衝撃KO劇に高まる米国の期待 挑発した相手は「死を選んだんだ」「得策では…」

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)への期待が高まっている。4日(日本時間5日)に米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を予定。4年ぶりのラスベガス決戦に向けて過去の衝撃KOが公開されると、米ファンは「なんてパワフルな右クロス」と熱を帯びている。

無慈悲のぶっ倒したシーンだ。1月のキム・イェジュン(韓国)戦。4回、勇敢に立ち向かったキムは“来い、来い”と拳を動かすジャスチャーを取った。前に出させ、カウンターを狙う作戦。井上は要求通りに拳をぶつけ、左フックを効かせてから滅多打ちにした。最後はワンツーで10カウント。4回KO勝ちでまたも衝撃的な決着を生んだ。
 動画を公開した米興行大手・トップランク社公式インスタグラムは「ナオヤ・イノウエへの要求には気をつけろ」と自ら攻撃を誘ったキムに触れながら紹介。米ファンから興奮した様子の声が上がっている。
「KOの芸術家を敵にするのは誰だ」
「ソーダ缶みたいな、モンスターのクラッシュを見てみたい」
「トップボクサーを挑発するのは得策ではないな」
「これは野獣だ……」
「キム:こっちへ来い イノウエ:オーケー、死を選んだんだな」
「おいおい、なんてパワフルな右クロスだ」
「彼はいったい何を求めたんだ?(笑)」
 当時、井上は試合後の会見でこのシーンについて「ちょっとムッとはしましたけど(笑)。そのくらいですかね。絶対に倒してやろうと思いましたね。そんなことしなきゃいいのに」と笑っていた。