井上がまだ高校生の頃、ほとんどの相手は井上の強打を恐れてアウトボクシングしようとし、しかし全員やられてしまった。
が、林田という相手が逆に接近戦に持ち込んでボディ攻撃しまくったら井上がなすすべなく完敗した、というのはテレビでも放送された有名な話。
そこで、井上は猛練習してボディを打たせないような防御テクニックを身につけ、その林田ですらも太刀打ちできなくなったのである。
そしてその林田は、井上がいる限り自分は絶対に勝てない、と悟りプロ入りを断念した。
唯一井上の弱点を見抜いた林田ですらも諦めるほど井上は手がつけられないのである。
その後、井上の弱点を見抜いた奴は一人としていない。