1R目を見てわかるようにロドリゲスは過去最高の対戦相手だった。それも圧倒的に
ユース金メダルで19戦無敗を誇るだけのことはあった。さすがだ
パンチスピードも井上と遜色ないしあの井上のパンチを綺麗に避けて何度も空振りさせて更に自分のパンチも何度もヒットさせてた。
少なくとも井上相手に何もできなかったマクドネル、パヤノたちとは段違いの実力。1Rだけとは言えあのモンスターとほぼ互角の戦いを繰り広げたことは賞賛に値する。
その強さはあの井上が1R終わった時点で長引くことを意識させたほどだ。
印象的なのは1R目が終わってイスに座ったときの井上の表情だ。明らかに「ヤベェ強いな」という表情だった。
残念ながら2R目からギアを上げた井上のパワーにはなすすべも無く崩れ落ちてしまったが、わかる人間にはロドリゲスの強さが本物だったということが理解できただろう。

それとみんな勘違いしているが、2度目のダウンの際セコンドに向かって首を振ったのは「もう無理」ではなく「タオルは投げるな」だった。
その証拠にロドリゲスは立ち上がってきたし、あれがもう無理の首振りなら立ち上がる必要がない。見た目以上に根性のある男だ。
ロドリゲスはモンスター井上に正々堂々と立ち向かった強者。試合前に嘘故障でモンスターを回避したテテとは大違い。
個人的にはモンスター井上相手に正々堂々と立ち向かったロドリゲスに拍手を送りたい。