IOC=国際オリンピック委員会が、ボクシングを東京オリンピックでの実施競技から除外する可能性を警告する中、国内の競技団体の関係者などが、オリンピックでの存続を求めて決起大会を開きました。

29日は東京・墨田区で、東京オリンピックでのボクシングの存続を求めて署名活動が行われたあと、決起大会が開かれました。

決起大会には、日本ボクシング連盟やプロボクシングの元世界チャンピオン、ガッツ石松さん、それにアマチュア選手など、およそ150人が集まりました。

はじめに日本ボクシング連盟の内田貞信会長が「全国の有志の方々の気持ちが通じて、オリンピックでボクシングが実施されるよう支援をお願いしたい」と協力を求めました。

このあとガッツ石松さんが「大人の利害関係によって、ボクシングがオリンピックからなくなるのは考えられない。ボクシングが行われるよう力を合わせましょう」と呼びかけました。

最後に参加した全員で力強く声を挙げ、東京オリンピックでのボクシングの存続を強く求めていました。

日本ボクシング連盟の菊池浩吉副会長は「たくさんの人々から署名が集まった。とにかくボクシングの存続を熱望している」と話していました。