井上尚弥とジェイミー・マクドネルの対戦は非常に絶妙である3つの理由
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井上尚弥に課された使命は、最強である事だ。間違いなく、彼にはそれに近づく事が出来るだけのポテンシャルを持っている。
そして、エイドリアン・ブローナーのような人生の道へと逸れていくような過ちを犯す事は現役中にはしないだろうし、ロレンソ・パーラのように体重超過を犯すような事もしないだろう。

 ソリッドで好戦的な一方、非常にクレバーに試合を組み立てられる男である。何よりも井上は左フックよりも右ストレートが美しい。
バンタム級でもその必殺の左よりもそのストレートでどれだけ相手を止められるか見てみたい気もする。

 階級を一つ上げるという決断はそう出来るものではない。それ相応の実力とメンタリティーが備わっていない事にはリスクも生じるためだ。
そのリスクと現状の井上の実力から考えて。井上尚弥がマクドネルに挑戦するというのは実に絶妙なラインを突いた良いマッチメークになるだろう、という事なのである。

 もし、その上でバーネットが食いついてきたならば、実に面白いが……。まあ、そこはエディ・ハーンの“英断”に期待するとしよう。
まあ、バーネットを媒体にして商売をし始めたばかりのハーンが現状、井上とのビッグマッチにかじを切るとは到底思えないのだが。