ディスクブレーキは、速くは走らないけど制動力は欲しいという、ちょっとした矛盾を抱えた人が適合する。
メーカーがディスクブレーキの在庫を強要してきたら、現実でディスクブレーキを使っている人は…そのメーカーと取引は辞める。

リムブレーキに対応する強度が無いからリムが軽く出来ると言いつつも、ホイール外周部が軽くなったかといえば、制動力を上げるためには太いタイヤが必要になり、太いタイヤを履かせるために幅広リムが必要になる。。

かなり矛盾した内容だから適合する人は余りいない。仮に適合するとしたらアメリカとか北欧とかのデカくて体重のある人であり、
日本ではかなり少数派になると言われてきた。フリーダムでディスクブレーキロードを乗っている人は、
雨でも通勤で使うカラダの大きいオジさんが数名のみ。そしてそうでなければ、という理由になる。

だからシマノも「ロードバイクにディスクブレーキは必要ない」とか言いつつも、少なくともお店が押し売りしないといけない状況になってしまいそうなリスクは、自転車業界はグラベルロードなんて単語を作ってきた。
正直、そんな単語聞いたねぇよ、って思うのだが、単純にディスクブレーキがかっこいいから欲しい、新しいものを作って売らないと自転車操業が止まってしまう。
もし私が知らないところでグラベルロードが大流行していたのなら今の話はゴメンナサイするけど…たぶんそうじゃないだろう。

お店は課されたノルマ分を売らなきゃいけないから、無理やりでもユーザーに売るしかない。
現金化しないとお店潰れちゃうから仕方ない。
ちょっと悪い言い方になってしまうかもしれないが…明らかに自転車始めたばかりの女の子とか年配の方が多い。

正直に言って、私はどんな人にどうやってディスクブレーキロードを薦めればいいのかわからない。
だからとりあえずフリーダムではディスクブレーキロードの在庫はしない。

ディスクブレーキが必要かどうかは市場に決めさせるのが一番で、取らない。

ディスクブレーキが欲しいかどうかはユーザーが決めればいい。逆に重たくなった代理店に無理やりでも買わされちゃったら、私はディスクブレーキの説明が出来るようになっておくだけ。
そしてディスクブレーキの整備が出来るようになっておくだけ。