http://www.ianfu-kansai-net.org/fuhou2019.html
上海師範大学『慰安婦』問題研究センターの微信によれば、 去る8月21日に中国の日本軍「慰安婦」被害者
楊桂蘭(ヤン・クイラン)さんがお亡くなりになったということです。
99才でした。

楊桂蘭さんは1920年湖北省通常県に生まれ、湖南省岳陽県に12才で嫁ぎました。
実家に帰る途中で日本軍に拉致され、付近の祠堂(お堂)に監禁されました。
実家や親戚によって助け出されましたが、十数日の間被害を受け続けました。
2019年4月30日に上海師範大学「慰安婦」問題研究センターが被害を受けた幸存者であることを確認しました。
中国大陸で記録された日本軍『慰安婦』制度で被害を受けた幸存者は17人だけになってしまいました。
8月19日、オーストラリア在住の日本軍性奴隷被害者ジャン・ラフ・オハーンさん訃報の知らせに
世界各地で悲しみが広がりました。 96歳でした。

1923年オランダ植民地下にあったインドネシアで生まれ、日本軍占領下で過酷な性奴隷生活を強いられた
オハーンさんは、1991年の金学順さんの名のり出を契機に自らも名のり出を決意しました。
日本をはじめ、世界各地を回って日本軍性奴隷制問題解決のために声をあげ続けました。
心よりご冥福をお祈りいたします。