自転車界では、その名を知らぬ人はいない人と話していた時、彼が面白い話をしていました。
それは、シマノの変速器やコンポが、じつにトヨタ的に考えられているのではないか?という話題でした。
トヨタというのは、じつに消費者行動をよく計算していて、ちょうど買い換えたくなるころにメッキや各部部品が薄汚れて
きて、それが「貫禄になることがなく、買い替えをうながす」設計にたくみにできているのではないか?と言う話でした。
決して過剰品質にしない。一方でその買い替え時期までは壊れず、それを過ぎると急速に疲れが見える。
私も現在、うちのクルマはトヨタなので、よく彼の言っている意味がわかります。
「デュラエースのロゴもトヨタ車みたいですよね」と彼が言ったのはじつに秀逸な分析だと思います。

修理は基本ユニット交換。ユーザーは機械的な知識は不要。ただし応分の維持費はおとしてもらう。
そういう具合なのかな?と私は考えています。
私も一応、シマノのセールスマニュアルなどを研究のために目を通しますが、極端な話、ホイール組みや修理が出来ない人でも、ショップが出来そうです。
壊れたホイールをシマノに送り返すシステムがあるので。
これはいままでの路上修理の八百屋システムを変えようというこころみでしょう。