>>178
【照明の為の光】とは【照明】の【光源】だろ。


灯火(読み)とうか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

灯火
とうか

照明の火をいう。
人々が初めて用いた灯火は庭燎 (にわび) であったが,これはさらに鉄製籠にたきぎを入れる篝火 (かがりび) となった。
また手に持って照明とする手火 (たび) には,松明 (たいまつ) や脂燭 (しそく) などがあった。
やがて人々は脂の多い松の根株が明るく燃えるのを知り,肥松 (こえまつ) として,土器の火べ (ほべ) や石,鉄の灯台で燃やした。
一方,仏教伝来以降,植物油が灯火に使用され,灯明皿,灯台,あんどん,灯籠などの灯火具が使われた。
ろうそくも仏教とともに輸入され,手燭,燭台,雪洞 (ぼんぼり) ,ちょうちんなどの灯火具に立てて照明とした。
このほか,石油も早くから利用されていたが,カンテラ,石油ランプが一般化したのは,幕末から明治初期にかけてであった。
この頃,ガス灯もみられたが,電灯の普及により,大正期には姿を消した。