0551ツール・ド・名無しさん垢版 | 栗砲2018/12/09(日) 22:50:13.72ID:HEVrnZUK 「本日は、○○社夜行バスをご利用いただき、誠にありがとうございます」 バスが出発した。窓の外で、夜のネオン街がゆっくりと動き出す。 バスは思ったより空いていた。 私達の他には6組ほど。半分にも満たない。 次の停留所で乗るのだろうか。 「3列シートは初めて?結構広いでしょ」 落ち着きなく周りを見回していると、隣に座った男性が話しかけてくる。 彼の名は鈴村晃一。27歳のサラリーマンだ。 私と彼は恋人・・・という設定である。 そう、今夜だけは。