(続き)
ただ、このあと下りの途中にある温泉でスマホを水没させるという痛恨のミス。この後のログが取れなくなるハメに。
失意のまま雨に塗れて羅臼の道の駅で黒ハモ丼を食ってたら道の駅の前で呆然としている自転車乗りを発見。
他人とは思えず「お疲れ」と挨拶してたら「チューブ交換したことないんです」というシンガポール人青年に泣きつかれる。
知床でレンタルクロスバイク借りて一周してたら雨の中パンクしてしまったという。
しかたないのでちゃちゃっとチューブ交換してやる。俺すげーイイヤツじゃね?
えらい感激したシンガポール人ホワンさんが「なにか奢ります」と言うので「シンガポールで困ってる日本人見かけたら助けてあげて」とだけ言い残して去る。
俺めっちゃカッコよくね?
それはそうとスマホが動かない失意のまま羅臼のライダーズハウスで一泊。

2日目は午前5時に出発。そもそも2日目の宿の情報はスマホの中にしか情報がないので(最寄の駅の名前もぼんやりとしか覚えてない)とにかく走り出す。
いくあてもなく中標津を通過してたら中標津町観光案内所という建物を発見。ここだ!窓口のおねーさんにうすらぼんやりとした駅名を告げてその近くの予約してた旅館の名前を教えてもらえた!
やったぜ目的地がハッキリした!(ていうか旅館は別の弟子屈という町なのに親切に教えてくれたおねーさんに感謝)

でも降り続く雨のなかパンクしてしまう。雨宿りするところもない中標津のド原野の真ん中で。
雨に打たれながらチューブを交換。そして雨の中走り出す。旅館のお風呂が暖かかった。

3日目は屈斜路湖を見ながら美幌峠(490m)を超える。しかし乙女ギア(32t)パワーでらくらく登れる。なんだよこんなならさっさと乙女ギアにしとくんだった。
下りで60キロくらい(メーターないので推測)出して網走まで快適に走る。天気も晴れ。風も追い風の南風。自転車乗りの極楽はこんなとこにあるのだ。

時間が余ったので網走湖のほとりの温泉に入って3時間ばかり時間をつぶす。そして網走駅のコインロッカーに入れといた輪行バッグに自転車を詰めて
空港までのバスにのって夜20時の便で東京に帰ってきましたとさ。ああ楽しかった