ノーマルでそのまま乗る人はけっこう少ないかもしれない、と言う話が、先日メカニックの仲間とでました。
「とにかく改造する」。
ノーマルの仕様というのは、
「メーカーがこれならウチの名前を冠しても良い」
と検討の末にまとめあげたものです。

それをゼロからそういうものを作り上げることも出来ないまったくの素人が
オリジナルに手を加える。そして、よりダメなものに乗る。

英国ならまずオリジナルを楽しむ。
オリジナルに勝るものはない、と彼らはよくいうのです。
それに手を加えて何かをするというようなことはほとんどしない。
その製品を楽しむことに専念するのです。
何か技術的なことを聞かれると
「自分はオーソリテイーではない。サービスマニュアルにしたがって手入れをしているだけだ」
とよく言います。

自転車のどこの何が本質的なところにかかわっているのか?
これが見えないと、自転車の改造も設計もできません。