僕：「なんか静かですね。事務所には会社員もいないし平日とはえらい違いだ。」
主任：「ああ。事務所の戦力は軒並み現場に回してんのかもな(人手不足)」
僕：「まっそんなのもう関係ないですけどね(疲労)」
主任：「上機嫌だな。」
僕：「そりゃそうですよ！みんな残業だし、同期も頑張ってたし、僕も頑張らないと(社畜思考)」
主任：「ああ。（ダメだ。俺たちが今まで積み上げてきたもんは無駄だった。これからも俺たちが訴えないかぎり残業は続く）」
ｷｷｯｰ!(リフト事故)
ﾊﾞﾀﾝﾄﾞﾀﾝ(荷物事故)
ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ(人身事故)
班長：「ぐわっ！(労災事故)」
僕：「主任？何やってんだよ？主任！」
主任：「ぐっ！うおぉ〜〜！(労基に報告)」
上司：「うおっ！あっ！(辞任)」
主任：「はぁはぁはぁ・・・。なんだよ、結構考えてくれんじゃねーか。ふっ・・・。」
僕：「しゅ・・・主任・・・。あっ・・・あぁ・・・。」
主任：「なんて声出してやがる・・・僕。」
僕：「だって・・・だって・・・。」
主任：「俺は現場担当主任だぞ。こんくれぇなんてこたぁねぇ。」
僕：「そんな・・・僕なんかのために・・・。」
主任：「現場員を守んのは俺の仕事だ。」
僕：「でも！」
主任：「いいから行くぞ。荷物が待ってんだ。それに・・・。（課長、やっと分かったんだ。俺たちにはブラックで働く意思なんていらねぇ。ただ訴え、より良い会社にするだけでいい。訴えねぇかぎり、残業は続く）」
