修学旅行で泊まった部屋がなんとベランダを介して全部屋繋がってたので、
クラスの半数以上が女子の部屋に集まった。

もちろん、夜先生方に見つかるのが怖かったので、消灯の2時間後に集まろうとした。
俺はチキンだったので、一番最後に上がることにした。

先生の見回りが終わり、約束の時間に。

みんな意気揚々と何の怯えもなく非常梯子を上っていく中、
俺氏、はじめの5分はベランダで聞くという体たらく。

すぐに話に花が咲いたのか、にわかに騒がしくなったのを嗅ぎ付けた先生が来て、
「まだ寝てないのかぁ〜」
と電気をつけたからさあ大変。
ひとつ残らず布団を引っぺがされ、敷布団の下に隠れるという好プレーを見せたのもいたが、
敢え無く御用。

俺はというと、ベランダからさっと隣の部屋に移ったため、その場ではセーフだった。
しかし慌てすぎてはしごを踏み外し、3階と2階の間から川にダイブした。