12月1日に開館する滋賀アリーナ(愛称・滋賀ダイハツアリーナ、大津市上田上中野町)の報道機関向け内覧会が14日あり、滋賀県内最大の面積と座席数を持つメインアリーナやトレーニング施設などが公開された。

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 ウカルちゃんアリーナ(同市におの浜)に代わる新たな県立体育館として、2019年10月から整備が進められてきた。

 鉄筋コンクリート(一部鉄骨)造りの3階建て。メインアリーナの床には県産の木材を使い、案内標識は信楽焼で作られている。総工費は約95億円。

 メインアリーナは約2900平方メートル(バスケットボールコート3面分)、観客席は5000席で、県内最大規模のアリーナとなる。チーム練習などで使われるサブアリーナもあり、多目的室やトレーニングルームなども完備されている。

 滋賀アリーナはプロバスケットボールBリーグ1部(B1)、滋賀レイクスのホームアリーナとなるほか、25年の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会で体操、バスケットボール、バドミントン、車いすバスケットボールの会場となる。