チームのリズムが悪くならないかどうか常に意識しながら
「この状況で自分がシュートしてもチームのリズムに悪影響はない」という状況を
ほぼ完璧に判断でき、基本的に、そのような状況と、又は「どうしてもチームメイトが得点
することができない困難な状況」のときだけシュートしているのがコービー。
レブロンは、そんなことは考慮せずに、自分がシュートしたいならかならずシュートする。
ロンゾやイングラム、他チームメイトはレブロンを失望させたくないという気にはならない。
結局チームメイトに誠意を持つことからだろ。
それが芽生えれば、レブロンの行動は変わり始めるだろう。
レブロンは自分が攻めても、味方にボールを供給してシュートしてもらっても
どっちでも可能というような場合、チームリズムなどはそっちのけで必ず自分でシュートするので
チームメイトが、レブロンは自分のことは何にも気にかけてくれないんだって
感じれば、チームメイトはモチベーションも下がるだろ。
そうするとただウォルトンから言われた仕事をこなすためだけにプレーするといった具合になる。
(それでもチームメイトがしっかり仕事をこなし、勝利できれば問題ないのだが。
そもそもウォルトンの構想は、5人がきっちり自分の言った仕事をこなせば
必ず勝利するようになるという仕組みになっている。ゲームのすべてを知り尽くしてるわけだ)
でもしかしコービーなら、そういう状況では、自分が行きたくてもチームメイトにリズムを
つかんでほしいから、自分が行きたくても我慢してパスを回すだろ。
それとか、指示を送ったりもする罠。そういう風にチームメイトが活きるよう努力をしているから
チームメイトも、そんなコービーを自分の悪い働きで失望させたくないという風になる。
コービーやパウが自分のために努力してくれてるのだから、自分もコービーやパウのために
最大限努力をしようとモチベーションが高まる。
コービーがそれだけの努力をしたのに、チームメイトが疲れとかでパフォーマンスが上がらないときには
コービーが自分で大量得点する。これなら、チームメイトは別にコービーに文句はないだろ。
コービーが自分のために努力してくれたのに、自分はコービーの期待に応えられなかったのだからな。
その結果、コービーが自分で行くはめになっただけで、この状況ではコービーが自分で行ったほうが
チームは悪影響を受けるどころか逆に強いんだと、チーム内では全員暗黙の合意があるのだからな。
だから、コービーのほうがより合理的で、より効率的で、よりチームプレーヤーとしていいんだよ。
空気の読めないレブロンは
「この状況で自分がシュートしてもチームのリズムに悪影響はない」という状況を
的確に判断することもできないだろうし、
仮に「この状況で自分がシュートしてもチームのリズムに悪影響はない」ときと、
「どうしてもチームメイトが得点することができない困難な状況」のときという
限られた状況のときだけ自分で攻めたとした場合、ゴライブや現代のNBAのような
オフェンスが得点しやすいルール下であっても、コービーのように最大81得点も稼ぐことはできないだろ。
つまり、コービーのほうが
個々の得点能力においても、より強く、よりプレーが完璧なんだよ。
レブロンはチームディフェンスさぼりすぎだろ。
レブロンがヘルプにいかないせいで棒立ちしてたせいで取られた点がけっこうある。
そこらへんもコービーと格段の差がある
コービーはマンディフェンスもチームディフェンスも完璧だ。
結局レブロンは派手で目立てるオフェンスしか力入れないし
そのオフェンスもわがまま放題でチームに悪影響与えてる。
レブロンは横の動きがジョーダンのように機敏ではなく
スピードやクイックネスのある選手のドライブにまったくついていけなくて抜かれる
ことも多いからな。(守れないのはルール改正の影響もあるが)
コービーなら、抜かれはしても、足はなんとか相手についていけてるからな。
抜かれはしてもといっても、抜かれない場合が多いんだけどな。
レブロンをコービーと比べるのは無理があるだろ。
おおまかなスタッツではレブロンが優れているように見えても、細かい部分まで見ていくと
コービーの完璧さの前にたちまちかすんでしまう。
コービーは何をやらせてもいい。
レブロンは今33歳くらいか。
全盛期はもう終わってしまったな。
たとえLALで優勝してもおそらくコービーを超えることはできないだろうけど
これからどのようにプレーが変化していくか見ものではある。