リーグプロ化反対の立場だったあの頃
Bリーグ開幕前は男子バスケットボールリーグのプロ化反対の急先鋒として知られてしまっており、その意志を反映するかの如く、トップカテゴリが完全プロ化を強行するまで一貫して社員選手で固めていた。
これは、東芝自体がグループ傘下のスポーツチームに対して徹底的なアマチュアリズムを貫いていることも深く関係している。
その為、プロ化したサッカー部(※現在の北海道コンサドーレ札幌)とクラブチーム化した女子バレーボール部(※現在の岡山シーガルズ)は東芝の下を離れ、ついでに資本関係も一切なくなってしまった。
一方、男子バスケ部はそんな中でもリーグ優勝も成し遂げてしまうのだから大したものであるとも言える。
ただ、所属選手は「東芝の社員」としてしか採用しないため、有力選手がプロ契約として採用してくれる他チームへ移籍してしまうというのが度々起こっていた。
しかし、Bリーグ創設計画進行の際には、"プロ化しないとプロ化する必要がないB3リーグに飛ばすぞゴラァ!!(# ゚Д゚)"と逆にある意味脅迫される形となってしまい、
これまで"トップカテゴリに居続けたいけどリーグとチームのプロ化は絶対イヤ!ヽ(;`Д´)ノ"と押し切り続けてきた東芝は渋々とプロ化を承諾。
その際に所属選手のセカンドキャリアを保証するというおまけも付けたのだった(※選手のセカンドキャリアについてはリーグ、そして各チームともに課題項目であるが、比較的それが明確になっているBリーグ所属チームはここぐらいである)。
余談だが、『やらない子で学ぶバスケ分裂問題』シリーズに登場する、『黒子のバスケ』の登場キャラクターである赤司征十郎とその登場組織である赤司グループに見立てた組織は、大体東芝のことである。