子犬や子猫の仲介大手に公取委立ち入り 独禁法違反容疑:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL2W3PQLL2WUTIL00T.html
 ペット販売用のインターネット広告の掲載で、広告主のブリーダーを不当に囲い込んだ疑いがあるとして、
公正取引委員会は27日、ネット仲介大手「みんなのペットオンライン」(仙台市)に、独占禁止法違反(不公正な取引方法)容疑で立ち入り検査をした。
自社で広告を優遇する代わりに、他社との契約を破棄させるなどしていたとみられる。

 同社は、ブリーダーの依頼で子犬や子猫の写真と価格などを広告として掲載し、購入希望者と売買が成立すれば手数料を受け取る仲介サイトを運営している。
同社ホームページによると、登録ブリーダー数は犬が1600人以上、猫が600人以上で、2010年以降で5万件を超える売買契約実績があるという。

 関係者によると、同社は数年前から優良会員として登録するブリーダーに対し、広告を目立つようにするなどの好待遇を条件に、数日以内に他サイトとの契約を破棄するよう求めていた疑いがある。
一般の登録ブリーダーには、同社サイトより安い価格でほかに広告を掲載することを禁じていた疑いもある。こうした取り決めに違反していないか、ネットで監視していたという。

 みんなのペット社は取材に対し、「調査に協力していく」と回答した。