山口県警・退職強要された警察官が証拠の音声データ提出
https://www.tys.co.jp/NewsDetails.aspx?CID=76ad61b3-5ac1-42ee-8fa2-cee84f622f1e&;DID=7c00644b-146e-443c-ae3b-dc50bd2b532b
上司から退職を強要されるなどの嫌がらせを受けたとして、現職の男性警察官が県に損害賠償を求めている裁判です。第3回弁論準備で退職を強要した証拠とされる音声データが提出されました。
音声データには「辞めることが自分にとっていちばんいいことと思わんか」「自分のやったことに責任を取って倫理観がないって言われるんやったら、
『確かにそうです、分かりました』っていうことで辞表書いて、出して」「辞めるんじゃったら3月31日で辞めえや」など退職を強要されたとみられる言葉が収録されています。
退職を強要されたとして訴えを起こしているのは県警の現職の男性警察官です。おととし9月に県警の職員が業務上横領の疑いで逮捕された事件を巡り、職員と親交があった男性も取り調べを受けました。
事件への関与はなかったものの預貯金などを調べられ、去年3月まで半年にわたって上司や県警幹部らから退職を強要されました。
きょう提出されたのは去年2月に録音された音声データです。妻との離婚について「絶対するとはいつのことか」など強要されたとみられる音声もありました。
男性は、これらの強要に精神的苦痛を受けたとして、県に500万円の損害賠償を求めています。次回の弁論準備で被告側は、認否を明らかにする予定です。