公取委:ペット仲介サイトに立ち入り検査 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180228/k00/00m/040/046000c
 ペット売買の仲介サイトを運営する会社「みんなのペットオンライン」(仙台市)が、競合するサイトで取引しないよう登録業者に求めたなどとして、公正取引委員会は27日、同社を独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで立ち入り検査した。

 同社はインターネット上で犬や猫のブリーダーと消費者を仲介し、成約時に手数料を受け取る事業を行ってきた。
関係者によると、同社は登録業者に対し、サイト内での検索時に上位にくるようにしたり、手数料を安くするといった特別な扱いをしたりする代わりに、
競合サイトに登録しないよう求めたほか、他サイトで販売する場合は、同社サイトより安くしないよう要求したとみられる。

 独禁法は、競争相手の取引機会を減少させる恐れがある行為を「排他条件付き取引」として禁じている。
インターネット仲介サイトでは参加業者の多寡が影響力につながるために、「囲い込み」を巡って民泊仲介サイトの業者が公取委から立ち入りを受けた例がある。