今回は記録会だから順位、勝ち負けよりも記録が大事だろう。女子の10000mは男子に比べて大会も記録会も少ない。ランナーにとりタイム、PBは名刺のようなもので、いつも付いて回る。資生堂の佐藤成葉は去年の関西実業団トライアルで不破に付いて行き、2000mあたりで引き離されたが、結果的に31分52秒43のPBを更新し、31分台の仲間入りした。不破の早いペースがペースメーカーの役割になり、好記録が出て感謝しているだろう。
今回のエディオンに資生堂の主力メンバーが 4人も出ているのは、現役ランナーで3人しかいない30分台のランナーである不破がまた参加するから喜んでエントリーしたと見る。よほど体調が悪くない限り現役最強のランナーの不破に勝とう、勝てるとは思わないと思う。
不破が参加することでペースが早くなり、自分たちも思わぬ記録が出せるかもしれないと期待しているのでは。
レースはカリウキ ナオミ ムソー二と木村が引っ張り、不破、五島が離れずに付いて行き、5000mあたりで不破が少しペースをあげて引き離し、このあたりで誰が付いてこれるか?7000m あたりで集団は不破と五島の二人に絞られ、余力を残した方が勝つだろう。不破の調子は順調に上がっているようだから、二人のタイムは30分台もあり得る。うまくすればブダペストの参加標準記録の30分40秒を上回る可能性もある。
不確定要素としてカリウキがどこまで粘れるか。5000m の記録は14分49秒94とダントツに早いから、5000mの通過タイムがどのくらいになるのか、残りの5000mをどう走るか、興味津々。(不破ちゃん好きの妄想です)