それでも「やっぱり、これしかない」と手に取るシューズは「ゲルカヤノ」だった。
「クッション性、安定感、適度な重さ。ケガを予防する意味でも、このシューズでほとんどの練習をこなします。レース前日もジョグの延長で1キロの刺激を入れますが、このシューズで2分45秒くらいまでいける」。
頼もしい相棒に目を細めた。

 特に「重さ」へのこだわりは大きい。
「自分にとっては300から330グラムくらいがちょうどいい。
1週間のうち5日はジョグというスタンスなので、他の選手より走行距離に占めるジョグの割合が多い。ある程度の重さのシューズでジョグをこなすことで、蹴る力が強化されて、レーシングシューズでも力が出る」。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190609-00000024-sph-spo