対人競技ではないトライアスロンにおいては自分の実力を勘違いしやすい。
1度負けたら終わってしまうトーナメント方式を想像して戦う必要がある。
代表の席を獲得するためには勝ち抜いていかなければならない。
勝者が居れば敗者も居る。
非情ではあるが我々はその中から本当に戦える選手を選ぶ必要がある。
応援することと選出することは別物と考えなければならない。

だからこそメダル獲得を実現できる確率が少しでも高い選手を選出することが求められる。

簡単にまとめると現在、トライアスロン個人種目におけるメダル獲得には次のことが絶対条件と考えられる。
1.スイムを第1集団でフィニッシュすること。
2.バイクを第1集団でフィニッシュすること。
3.ランで勝負できること。
4.暑さに強い

第1集団から脱落した瞬間にメダルは消えてなくなる。
第2集団から追い上げ、逆転、というドラマは過去3回のオリンピックでは起きていない。

これらの課題をクリアし、ホンモノの選手が勝ち残れる選考基準とならなければならない。