第三十二回「愛と知恵と勇気」 (2016.09.18)
よく公式にも寄せられるのですが、ライブマナーや、俺らを好いてくれてる方の振る舞いへの提言等について、少し書こうと思います。

ライブマナーに関してなんですが、様々なバンドが溢れる昨今、ぶっちゃけ明確なルールなんてありません。
そもそも、ライブをやる場所は外の世界とは一味違う場所を提供している場所ですので、学校や会社のように明確なルールはありません。だからこそ、最初は怖いし、とてもドキドキする。
非日常がそこには広がっているから、自分の生きてきた枠が通用しなかったり、新しい枠を目の当たりにし、時に理不尽も感じながら、でもそこに魅力があるから、すごくキラキラしたものが広がっているからドキドキすると思うのです。
要するに、不安と魅力と焦燥感と高揚感と埒外と埓内を一緒に感じているんですね。

そして、そこに流れている暗黙のルールというのは、各バンドのスタイルによって作られています。しかも、そのガイドラインは非常に曖昧に思えます。
ルールが好きな方には大変理解し辛い事かもしれません。
ですが、「やりたい放題」ではなく、「そのアーティストが好き」「思いやり」といった曖昧な基盤の中に作られた暗黙の「弾けるため」の「暴れるため」のルールが、とても楽しいライブの空間を作るのです。

ちなみに、非日常が繰り広げられるので「頑張る」時も多いです。様々な困難がみんなを襲うので、それに負けないように「頑張って」頂きたく思います。時には「人とぶつかり合う」、時には「人が飛んでくる」事だってあるかもしれませんから。ま、あくまで可能性の話です。

正直に書きますが、ライブ1曲目で雪崩が起きて、人が一気に倒れるのを見ると、今や「情けないなぁ」「踏ん張れないもんかねぇ」と、思ってしまいます。
それが「可愛らしいなぁ」と思える期間はすでに終わっているように俺は感じています。
是非とも「頑張って」「踏ん張って」ください。怪我も減りますしね。

俺らもだけど、みんなも体調管理、大事。

あと、真ん中でしんどいなら、後ろに下がるなど、対策を考えてみるのも手です。