コナン 試写評

・大迫力のアクションと遊び心溢れる演出に大興奮でした!
犯人との緊迫した駆け引きや大迫力のアクションシーンの連続は、呼吸するのを忘れてしまうくらいの緊張感があります。

・本作は、第22作目「名探偵コナン ゼロの執行人」に続き、「相棒」シリーズでも知られる櫻井武晴が脚本を手掛けていて、
「名探偵コナン ゼロの執行人」に匹敵するレベルの面白さとなっていたからです。
「名探偵コナン 緋色の弾丸」は“過去最高傑作”と言っても過言ではないと思います。

・ムチャなのは毎回だけれど今回の一番の大仕掛けは「さすがにムリ!」と首をかしげる。
すごいスペクタクル!というわけでもないし…。
コナンと灰原が大勢の見ている前でスーパーキッズぶりを発揮しちゃうのもむずがゆい。

・大興奮!国際スポーツ大会に関連するリニア開発・運行を絡めた物語。
列車アクションは未来の乗物が絶望に変わりゆく過程が良く、カーアクション含め乗物映画として意欲的。
何より人物間の通信機器の連絡自体がアクションになってる所が驚愕!

・かなりスケールが大きく、終盤のアクションも圧巻!
ただ、コミックもTVアニメも観てこず数年前に突然劇場版から入門した自分にはハードルが高かった。登場人物が多く、関係も複雑。
基本設定だけの把握ではキツいので予習が必要かも。ファンは絶対満足できる充実度。

・全体的には完成度も満足度も非常に高い出来になっている。これだけでも1年待たされた甲斐があったと言えるだろう。
浜辺は、「素人声優」独特の危なっかしさをまったく感じさせず、違和感なくエリー(の声)を演じている。
前作から2年ぶりの劇場版は、ファンの飢えや渇きを十分に満たしてくれる傑作!