北米版DVDかなんかの付録インタビューとか聞くと
高畑的には「戦争が悪い」でも「ババアが悪い」でも「清太が悪い」でも、とにかく作品の解釈が一通りに固定されるのが嫌だったみたいで
公開当時は清太に共感的な解釈が圧倒的多数だった事に対して、「もっと清太に批判的な意見もあって良かった」とも言ってたりするんだよな

とにかく「この作品の正しい解釈・正しい見方はこれで、他の解釈は認められない!」みたいな感じだと
ちょっと誰かに煽られたり時代の風向きが変わると、(高畑自身が一番「恐ろしい」と語る)問答無用の清太叩き一色に簡単にひっくりかえるリスクもある訳で
本人的にはそこが一番危惧されるところだったよう