ようやっと見つけたが…伝承をちゃんと残すのは必要やぞ


【防災伝承、広がる輪=インドネシア、犠牲者少なかった「奇跡の島」―日本と連帯も・東日本大震災7年】

https://www.excite.co.jp/News/world_g/20180307/Jiji_20180307X057.html

22万人以上の死者・行方不明者を出した2004年のスマトラ沖地震・インド洋大津波。
観測史上最悪となったこの津波災害で、震源地に近いのに犠牲者が非常に少なかった
「奇跡の島」がある。アチェ州シムル島。昔起きた津波被害を教訓に、避難の重要性が
長年引き継がれてきた。島では東日本大震災被災地への「連帯」が示される一方、
三陸地方に伝わる「津波てんでんこ」と似た防災の教えに着目した日本人女性が、
インドネシア各地での啓発活動で教えを紹介するなど、「防災伝承の輪」が広がっている。

◇「スモンの教え」

 シムル島はスマトラ島北西部沖にあり、人口約9万3500人、面積は東京都とほぼ同じ大きさ。
スマトラ沖地震の震源地から数十キロと、約7万8000人もの犠牲者を出したアチェ州都
バンダアチェより近い。島では地震や津波で大半の家屋が倒壊したものの、死者は7人にとどまった。
シムル県のアフリダワティ副知事は

「大きな地震が起きたら指示を待たず、すぐに高台に逃げろという地元の知恵のおかげだ」と説明する。

 島では津波を「スモン」と呼び、子供が寝る際に親がその怖さを聞かせているほか、「ナンドン」と呼ばれる
4行詩にもスモンへの対応が含まれ、農作業や漁の際に広く歌われてきた。

 こうした「スモンの教え」が広がるきっかけとなったのは、多くの犠牲者を出した1907年の大津波だ。
副知事は「犠牲を繰り返さないため、年長者から若者へ、世代から世代に引き継がれてきた」と話す。…
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