『零-ZERO-』

真実はいつもひとつでも
正義はそう 涙の数だけ

僕は暗い闇に迷い込み
善悪の刃握った
振り翳した刃はすぐ自分に
斬りかかってきたんだそう僕には
「善」も「悪」も「間違い」もある
僕を騙す僕もいる…

いま僕が描く正しさで描く理想で
君を脅かす者 悲しませる者から
誰も傷つかず 誰も傷つけないまま
君を守ることなどは出来ないと分かってる
「完全なる正しさ」など 無(ゼロ)なんだよ

君が暗い闇に迷い込み
自分さえ信じられぬ時
怯えるその心に付け入る様な
言葉や光なら世界中に
いくつもあるどこにもある
君を騙す光もある…

君を守りたい それでも守りたいその笑顔
そのために時として悪になったとしても
愛の名のもとに誰かが愛ない鎖で君の心を縛っても
心にはやがて血が滲むのならこの刃で愛を斬るよ

君を守りたい それでも守りたいその明日
そのために時として悪になったとしても
愛の名のもとに誰もが愛に迷っても
真実はいつもひとつ
だけど正義はいつもひとつじゃない
無限なんだ 無(ゼロ)じゃないんだ

だから探すよ 無(ゼロ)の
無(ゼロ)の可能性を…