昨日上映情報を知って,今日見てきた。評価は満点,10点中なら10点だし,100点中なら95点。
感想は「もっと宣伝しろやバカヤロー!(涙)」。

30代,基礎知識なし。水木一郎は知ってる。デビルマン関連3部作読了,キューティーハニーF視聴済。←意味なし
スパロボ未プレイ,ガンダムSEED以前のロボット作品は勇者シリーズ以外全く知らない。エヴァを除く

不満点
・時間が足りない,数々の不満の原因はほぼこれ。でも視聴に最適な時間でもあったのは間違いない。

・昭和的な大雑把さ。大体は脳内補完は可能,だからこそ「お約束だからわかるだろ?」的な甘えとも取れる。

・新規に優しくない。厳しいともとれるかもしれない。
パンフより「若い世代を取り込みたい」と言うなら,冒頭で「あの戦い」とやらをラストシーンとかでも流すべきでは?
とはいえ,グレートの見せ場と捕獲を組み込むなら,尺的に不可能なのはわかってる。それでも尺があれば,という贅沢な不満

・リサの性格
露骨に綾波パクるんなら徹底してほしい。最初から感情がありすぎ,性格設定はミスってるなと感じた。
個人的に光子力の受け渡しはもっと媚びて魔法少女でもいいんじゃないだろうか。

・街のセキュリティザルすぎ。仮に隣接次元?から突如現れるにせよ,そういうシーンや説明は必須だった。敵側の選挙施設にも言えることなんだけど。尺が(ry

・もうちょいヘル側に搦手が欲しい。「リサと兜甲児を差し出せ」と世界に脅しをかけるぐらいやってもいいのでは?アシュラじゃないがヘルの本気を疑う。
「世界征服なんてめんどうなだけ」と代弁してるけど,それでもなお命を賭けて世界征服したいってヘルの口から言わせるべきだった。

・さやかが首相と艦隊司令官に赴くシーン。その後のカットで服装変わってなかった?
「着替えるの早w」とか笑ってたら次のカットで戻ってて戸惑った。勘違いかもしれんが。

・もっと自衛隊(自衛軍?)の活躍が欲しい
最初の噛ませじゃ足りない。兜甲児に出し抜かれて,それでもグレートを救出するためにヘルへ総攻撃をかけるとかあるだろう。尺が(ry

・世界の描写が少ない。対立,紛争,そして元気玉と,それぞれに静止画でもいいからなんか欲しかった。尺が(ry

良かった点
・バランスが取れてる
結果的には一切の無駄がない。ドラマとアクションパートついでに永井ギャグそれぞれが秀逸でお互いを補完してる構成は見事という他ない

・声優陣も完璧。正直兜甲児ってもっと野性味があると思ってたよ。←カラオケやMADで見たゲッター(原作未視聴)の影響
でも高い声で技名叫びまくるの最高だった。あと宮迫すげえよ,スタッフロールまで違和感なかったわ。

・アクションが最高最高アンド最高。説明不要。これだけのためにでも金を出して観てほしい

・ドラマが,わりと感動するんだよ。嘘だと思うだろうけど本当なんだよ。

なんで宣伝をしない。なんで誰も話題にしない。新規だろうが見る価値は十二分にあります。思わずレンタル屋で長いロボ映画借りてみようかなって思ったぐらい本当に面白かった。