資源の枯渇により、地球を捨てて他の惑星へと移住する計画の進む近未来。そこでは、残留派と移住派で真っ二つに思想が別れていた。

宇宙と地上で引き裂かれ、天文学的な距離を離れた10代の恋人同士。お互い『必ず会いに行く』と約束したまま20年経過。

ワープ技術が実用化された20年後、ようやく再会を果たすも、38歳の彼氏が目にしたのは…長期に渡る過酷な宇宙渡航に耐え得るように首から下を機械化された、10代のままの彼女の姿であった。(残留派が強く反発していたのはこれが理由だった。子供だった彼氏は知らず。)

彼氏はその後数十年かけて、再生医療の第一人者としてどうにか彼女を生身の18歳に戻すことに成功。しかし自身の年齢は既に80歳を超え、同時にこの世を去る。

彼の他界を知った彼女はその後、彼の研究を引き継いで人間のクローン再生という禁忌を犯し彼氏を再生。しかし再生彼氏は赤子、そのまま施設へ。『必ずまた会いに来るから』彼女、自分を18年間冷凍保存。ようやく生身の18歳同士で再会。

彼女『タキクン...タキクン...!』号泣
彼氏『誰?あんた』