本日オレは8度目のラリー制覇を成し遂げた。これによりメダルは12,000枚の預け。
しかしこのストックを使うことはもうない。二度とスタホをプレイすることはないからだ。

さかのぼること1時間前、オレはいつものように「来客用」と化した10サテへ着席。
休日ながら、なんとかサテを確保することができた。そしてラリーリーチ馬を入厩させた。
リーチを確認してたら、隣のDQNが覗き込む。すでに廃人の目である。キモい。

「あれー、ラリー終わりそうじゃん。ちょっとこの馬売ってよ」

オレは空耳かと思ったが、DQNは確かにそう言った。なんてヤツだ。いや、なんてDQNだ。
当然の如く無視をしたが、DQNはブツブツと何やらツブやいている。そして言った。

「調子こいてんじゃねぇぞ!このヤロウ!ここはオレたちのシマだ。勝手なマネすんなコラ!おぉコラ!」

なんて低俗な言葉だ。所詮、この程度のボキャブラリーしか頭に詰まってないのであろう。
カラまれている間に、オレは出走登録を済ませておき、そしてヤツへ向き直った。そしてトイレへ行った。
案の定、ついてくるDQN。オレはトイレ入り口で待機し、ヤツの入りざま鼻に裏拳を放った。
鼻を押さえ叫びそうになるDQNをトイレへ引きずり込む。あとは足を引っ掛けて転ばして、ケリ込む。

『別にオマエに断わってスタホしているわけじゃねぇぞ。なにをイキがってんだか知らんが、オレにかまうな』

そう言ったものの、アバラ4〜5本はイっているだろうDQNにこれ以上の制裁はヤメとこうと思い、退室。
サテに帰ると京王杯SCに持ち馬が優勝、ラリー制覇となっていた。なんだか虚しくなり、帰路についた。
DQNほど、この世に生きる価値のない動物は存在しない。