そこから変な出来事が増えた。自分は全く幽霊っていうのを信じていないから今も自分の幻覚だったと思う。
電気やテレビが付いたり消えたり、ものが落ちやすくなったりした。
極め付けは瓶に入った塩が蓋が取れたままクルクル回っていた。綺麗に円を書いて塩がこぼれながら回っていた。今なら写真なり動画なり回せば良かった。この時は恐怖しか無かった。
しかしもう職場にはこんな変な事を話せる相手も居なかった。毎日怒られて謝って夜中に帰る。家に帰れば塩が回って部屋はぐちゃぐちゃになっていた。
そんな事が続いたある日。その日は最悪な日だった。またみんなの前で指導者に怒鳴られた。
「あんたのせいでね相方さん病院にも行けないのよ!?何なのあんた」
もっと言われたけど覚えてない。そこだけがかなり自分に突き刺さった。以前に自分にも相方から病院に定期的に通院しているが最近は行っていないと言われていた。だから気にしないで行くように伝えていた。けれど今は調子いいから行きたく無いだけと言っていたのに。