>>710
「特定抗争指定暴力団」指定に向け暴力団側から意見聴取へ
2019年12月12日 12時58分 滅びゆく反社会的勢力!

国内最大の指定暴力団、山口組と、分裂した神戸山口組との間で抗争事件が相次ぐなか、
2つの組の本拠地がある兵庫県など各地の公安委員会は、より厳しい取締りができる
「特定抗争指定暴力団」の指定に必要な、暴力団側からの意見聴取を今月、行うことを決めました。

山口組と、分裂した神戸山口組の間では、先月、兵庫県尼崎市で神戸山口組の幹部が自動小銃で撃たれて殺害されるなど抗争が続いています。

このため2つの組の本拠地がある兵庫県や、大阪府、それに愛知県などの公安委員会は、
より厳しい取締りができる「特定抗争指定暴力団」に指定する方針で、
手続きに必要な意見聴取の日程を12日、暴力団側に通知しました。

このうち、兵庫県公安委員会では今月20日に神戸山口組、23日に山口組からそれぞれ意見を聴取し、
年明けにも2つの組織を特定抗争指定暴力団に指定する方針です。

特定抗争指定暴力団に指定されると、
警戒区域に定めた地域内では構成員が5人以上で集まることや対立する組織の構成員につきまとうことなどが禁じられ、
違反した場合、警察が逮捕することができます。

警察庁長官「必要な警戒や取締り進める」

山口組と、分裂した神戸山口組との間で抗争事件が相次いでいることについて、
警察庁の栗生俊一長官は12日の記者会見で、「凶器を使用した殺傷事件が相次いでおり、地域社会に不安を与えている。
対立抗争を封じるため暴力団対策法の活用をはじめ、必要な警戒や取締りを進めていく」と述べました。