獄窓
著者  咲間ヒロト  さくまひろと

26歳の新村陽介はシャブの売人だ。
どこの看板も背負わず、体一つで幾多の修羅場をくぐりぬけてきた。
しかしそろそろ潮時だった。
金とクスリと暴力にまみれた荒れ果てた生活に嫌気がさし、足を洗って愛する女と平和な生活をしようとしていた。
しかし別れは突然訪れた。
陽介の逮捕、そして投獄。
そこから陽介の地獄は始まった。
一切の自由と、人間としての尊厳を失う刑務所の暮らし。
先輩受刑者による嫌がらせ、鬼刑務官によるシゴキ。
海千山千の受刑者との喧嘩。
そして娑婆では悪夢のような出来事や裏切りが。
何もかも失い、堕ちるところまで堕ちた陽介の転落人生に光はあるのだろうか…。
携帯サイトから話題沸騰となり読者数2000人を超えた当作は、作者が経験した奇跡の実話をそのまま小説化した、感涙のノンフィクション獄中ストーリー。

■著者紹介
1978年4月9日生まれ。
歌手を目指して18歳で上京。
しかし19歳から覚せい剤をはじめとするあらゆるドラッグにはまり、やがて闇社会を渡り歩くようになる。
20歳に傷害罪で逮捕、26歳で公務執行妨害、覚せい剤取締法違反で逮捕、そして27歳の傷害罪、覚せい剤取締法違反による3度目の逮捕で刑務所へ3年半服役。
身も心もボロボロになり、何もかも失ったどん底から人生の再起を誓い、出所後自身の獄中経験を綴った本作を執筆しながら再び音楽活動を始め、現在は獄中歌を中心に活動する「GIVER」のメインボーカルを担当。
また、31歳から総合格闘技を始め、「THE OUTSIDER」などの地下格闘技大会にも出場している。

おまえらヒロトさんおちょくってんじゃねーぞ
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