牧野の親分は生粋の博徒である。
若い頃は特に、その豪快な張りっぷりが注目を集めていた。
懐いっぱいの金を持って賭場へ行き、帰りは無一文という日もあったそうだ。
牧野親分は、それでも涼しい顔をしていた。
普通は、精神的に滅入って落ち込むだろう。
ではなぜ、牧野親分は涼しい顔をしていたのか?
それは、常にチンを丸出しにしていたからだ。
お股がスースーしていたのだろう。
ガサが入ったとき、胴元は賭博開帳図利で逮捕される。
牧野親分の場合は、股間開帳図利なのである。