全国的に梅雨に入ろうとしてる。
ジメジメとしたこの季節を嫌う人も多いだろう。
しかし農作物を育てる人にとっては、恵みの雨である。
私は、天国に行った牧野親分をふと思い出した。
困った人がいたら手を差し伸べる任侠人であった。
もしかすると、この雨も牧野親分が降らせているのかもしれない。
そう考えながら、空を見上げたのだ。
雲の上には、チンを出して小便をする牧野親分がいた。
やはり小便の雨を降らせていたのは牧野親分だったのだ。
しかも時々、白いタンパク質の液体も降ってくるではないか。
私は、牧野親分の遺伝子を受け継いだ農作物が食卓に並ぶ日が、待ち遠しくなったのである。