溝口敦著、『山口組三国志 織田絆誠という男』(講談社)
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溝口敦著、『山口組三国志 織田絆誠という男』(講談社)を読む。
内部抗争を繰り返す、日本最大のヤクザ集団・山口組の、「六代目山口組」(司忍組長)、
「神戸山口組」(井上邦雄組長)、そして、「任侠山口組」(織田絆誠代表)の、分裂について、
「任侠山口組」の織田代表へのインタビュー(主張)を基に、その分裂抗争の真相を描いたもの。
それ故、六代目山口組の司組長、神戸山口組の井上組長に対しては、痛烈な批判が展開されている。
二人の組長には、「容易に拝金主義や色ボケなど『暗愚の帝王』に成り下がった」と手厳しい。
徹底した、両山口組組長批判だが、どこかの「人権団体」の中央本部の委員長と似ていると、妙に感心する。
“魚は頭から腐る!”
一方で、任侠山口組の織田代表に対しては、「山口組の歴史の中で初めて登場した理念や経綸を併せ持つトップ」と絶賛。
ヤクザ物のドキュメントとしては、めずらしく旗幟を鮮明にした立場から書かれている。
文中に、部落解放同盟大阪府連日之出支部と織田代表との関係についての記述もあり、興味深い。
在日朝鮮人を父親に持つ、織田代表の母親は、大阪市東淀川区西淡路日之出生まれ。
織田代表は、「ヤクザが『反社会的勢力』から脱するべく、ヤクザ革命という大目標を掲げ」ている。
こんなヤクザは今まで出会ったことがないと、著者は語る。
「織田はこれまでの山口組の歴史に存在しなかった新しいタイプのリーダーである」。
新春から、気合の入った本を読んだ。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
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織田絆誠こと金禎紀(きん よしのり) 22
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238名無番長
2018/01/07(日) 17:21:02.680■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
