産業廃棄物を空き地に捨てたなどとして、警視庁生活環境課は廃棄物処理法違反容疑で、
指定暴力団山口組系組長、関口正信容疑者(56)=茨城県古河市本町=と、
指定暴力団稲川会系組幹部、下田春男容疑者(61)=埼玉県嵐山町先手堂=ら男5人を逮捕した。
同課によると関口容疑者は容疑を否認、下田容疑者は「弁護士が来てから話す」としている。

 同課によると関口容疑者は、廃棄物処理業「富士見商事」(埼玉県)=同法違反容疑で起訴=に、
産廃の投棄現場として古河市の空き地を紹介。下田容疑者は埼玉県深谷市の土地などを紹介していた。
富士見商事は両容疑者のあっせんなどで、10トンダンプ270台分以上の産廃を違法に投棄したとみられる。

 両容疑者らは同社から、1台分の投棄につき3万5千円を受け取っていた。

 2人の逮捕容疑は4月と7月、産廃の処分を受託し古河市や深谷市に投棄したとしている。

http://www.sankei.com/smp/affairs/news/161028/afr1610280017-s1.html