>>428-429
今さらだけどカラーインクの新テンプレ案作ってみた
決して「CGがあるから今は利点が少ない」画材ではないけど
利点を使いこなせるようになるまでの難易度は高めだと思うので
そこが伝わればいいなと思ってこうなったんだけどどうだろう

■カラーインク (ドクターマーチン・ラディアント&シンクロマチック、ターレンスエコライン他)
染料性のため退色が速くリフトがききにくい。
混色やリフト時の色抜けも顔料由来の画材とは勝手が違い、慣れるまでは予想外の変色や沈殿物の発生に振り回されることになる。
長期保存で変色・退色しやすく、特に蛍光色などは使いきる前に買い換えが必要なことが多い。
スキャンや通常の印刷では再現困難な色が多く、ファブリアーノやアルビレオの蛍光増白剤に弱い色も多い、
かように慣れるまでは事故率が高く、泣かされる場面が多い画材だが、
圧倒的な透明度と彩度は他のアナログ画材の追随を許さず、
塗り重ねることで滑らかなグラデーションや深みのある暗清色を表現できる。
クロマトグラフィー(色の分離)は未だにCGでも再現が難しく、
他の画材ではできない独特の表現が可能。
予想外のタイミングで良い仕事をして絵のレベルを引き上げてくれることも多い。
これらの性質が特に顕著なドクターマーチンはプロにも根強い愛好家が多く、
藤島康介は制御しにくいがポテンシャルは高い、という意味でドクターマーチンを「ピーキーすぎる調整のF1カー」に例えている。
メーカーによりかなり使用難度の変わる画材で、
エコラインは短所も長所もドクターマーチンより大人しい。
また半耐水性・耐水性インクは若干アクリルに近い挙動を持ち、にじみの滑らかさでやや劣るが、その分制御しやすいという人もいる。