>>367
個人的考えだけど
この漫画の本来のテーマは個性の肯定だったんだと思う

1話冒頭で示された、「哲平の漫画は個性がないから駄目」
書き直しの話で示されたのは、つきつめると「哲平自身の画で描くべきだ」ってこと
そしてラスボスである伊月の漫画は、個性を殺しきった上で傑作という作品
個性を殺した漫画を描いたら、作者自身がアイデンティティを失うほどになり死ぬ


破壊するのは「夢」じゃなくて、透明な漫画という「理想」
空っぽで何も個性がなかった哲平が、苦難の果てに個性を手に入れて
それによって出来上がった哲平のホワイトナイトは、ANIMより、そしてそれまでのホワイトナイト≒透明な傑作より面白かった
そうすることで、伊月の理想は破壊されて、伊月自身が自分の個性を取り戻す

そんな結末になるはずだったんじゃないかと