初めてのオナニーをしたときはエッチなことは考えてなかった。
中学時代は陸上部にいたが、ある大会の後、家に帰ってからシャワーを浴びるために、ジャージやユニフォームを脱いで風呂場に入ったときのことだった。
緊張とサポーターの締め付けから解放されたせいだろうか、エッチなことを考えていないのに勃起が始まった。
勃起したままのチンポを石鹸で洗ううちに気持ちよくなり、同級生から聞いたオナニーのやり方を試してみようと思い立った。
やってみると経験したことのない快感がだんだんと高まり、頭の中はこれからどうなるんだろうという好奇心でいっぱいになった。
これ以上気持ちよくなったらおかしくなりそうと思った瞬間、見たことのない白い液体がチンポから風呂場の壁に向かって飛び、なるほどこれがオナニーかと納得した。
あの時がエッチなことを考えずに勃起して、エッチなことを考えないままオナニーをした唯一の経験だった。
オナニーの気持ちよさを知ってしまってからは、エッチな気分になればオナニーがしたくなるし、オナニーをしようと思えば、勃起させるためにエッチなことを考えるようになってしまった。