新日を辞めた山崎が佐山に誘われてタイガージムに入ったとき、前田の仲介で宮戸も入ってて、
あの二人は同時期にタイガージムのインストラクターになった同僚だったんだよな。
でも佐山がUWFに参加することになって、二人もオマケでUWF入りしたときに大きな差がついた。
新日でのキャリアがある山崎は即戦力の若手として参戦初日からリングに上がれたが、
宮戸は安生らとまとめて「おい新弟子」と呼ばれる存在になり、デビューするまで丸一年かかった。しかもデビュー数日後にUWFは崩壊。
その一年の間に二人の差はさらに大きく広がっており、新日出戻り時代には山崎はUWF代表の五人に入っていて、藤原のパートナーとしてIWGPタッグ王者も任された。
一方宮戸は新生UWFになってもまだ前田に「おい新弟子」と呼ばれてた。宮戸の中ではずっと嫉妬と怨念が育っていたんじゃないかねえ。