「ねぇ、善彦、このテストやってみ?」
画面を覗きこんだ僕に向かって
「私、129だったよ、善彦もやってみ?」と僕を試すような口調でテストの実施をさらに勧めてきた。パソコンの画面にはメンサのIQテストが表示されていた。
「あー、僕はこういうの苦手だなあ、頭が痛くなるんだ」と苦手さのアピールと点数が低かった時の言い訳をする。
「まあ、良いからやってみてよ」そう言いながら加奈子が僕に椅子を譲る。言われるまま椅子に着くと開始ボタンをクリックした。
テストがスタートし、時間のカウントが始まる。
進むカウントと加奈子からの期待に、僕はじんわりと緊張してきた。体が熱っぽくなって手が汗ばんできた。画面には四角形を回転させた時の図が順を追って描かれている。最後のマスが空白になっていて、そこにハマる図形を欄外の6つの図の中から選ぶようだ。僕は少し考えて左から3つ目の図形を選択した。次の問題は、丸と棒の遷移が描かれていて、やはりその軌跡の最後が空白になっている。丸が棒の上に行ったり、下に来たり、真ん中になったりしている。頭がほんのり痛くなってきて視界がかすむ。過度の緊張に呼吸が浅くなっているのかも。深呼吸を一つしてから画面に見入った。僕は左から3つ目の図形を選択した。隣に立つ加奈子がなにか言いたげにむずむずと体を動かしている。次のテストは5つの三角形が互いに位置を変えながら回転していた。しばらく考えたのち、左から3つ目の図形を選んだ。「え?また?」加奈子から驚きの声があがる。
テストは進み、時間は1800秒を回っていた。ここまでのテストの回答はすべて左から3つ目だった。加奈子が隣でイライラしている。頭は痛いし、マウスは手汗でびっしょりだ。どうしてこんな苦行をしなくてはならないのかよくわからなくなってきている。僕は両手で頭を抱え「もう終わりにする」と告げた。
「そうだね。それが良いね。」と加奈子は途中棄権する僕に落胆するでもなく、結果の悪い僕を軽蔑するでもなく受け入れているようだった。
椅子を加奈子に譲り、床に寝そべる。「わー、マウスぺとぺと、椅子も熱いし」加奈子が手を振りながら苦笑いしている。僕はそれを横目に、うつ伏せに寝そべり体を伸ばした。それまでの緊張がほどけて気持ちの良い疲労感に変わった。加奈子はパソコンに向かいながら「でも善彦には良いとこいっぱいあるからね」と独り言を呟いていた。
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