http://www.sankei.com/west/news/170621/wst1706210089-n1.html

 勤務先のパチンコ店で当たりが出やすく設定されたスロット台の情報を同級生に漏らし、店側に損害を与えたとして、大阪府警鶴見署は21日までに、背任の疑いで元店長の宮脇憂司容疑者(28)=同府守口市豊秀町=を逮捕した。

 逮捕容疑は1月下旬、大阪市鶴見区のパチンコ店で、メールなどで情報を伝えた3人に当たりが出やすい台を使わせ、約30万円分の景品に交換が可能なメダルを不正に獲得させたとしている。

 鶴見署によると、宮脇容疑者は見返りに、3人が景品を現金に換えた後、その半額を得るなどしていた。「店のアルバイトにおごるため、毎月10万〜20万円が必要だった」と供述している。

 宮脇容疑者は2月に店を辞めたという。4月に店側が鶴見署へ告訴し、捜査していた。同署は今月21日までに背任容疑で同級生3人も書類送検。宮脇容疑者は同罪で起訴されている。