ニサルガダッタ・マハラジ

「悟り特有の証拠というものはない。
無知な者だけが認識できる。

悟りは認識できない。覚者は自分が何か特別な存在だとは主張しない。
自分自分の偉大さ、特別さを宣言する者は覚者ではない。
彼らは実現に向けての何か特別な発達を、実現と考え違いをしたのだ。

覚者には、自分が覚者だと宣言しようとする意図はない。
彼は彼自身を完全に普通の人間だと考え、彼の真の本性に誠実なのだ。
自分自身を特別の、全知全能の存在として宣言することは、明白なる無知のしるしだ。」